本日の記事の見出し
マネージャーが知っておくべき競争に関する研究結果
今日は
「競争を科学で見るとどうなる?」
というテーマに触れてみます。
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①競争にはメリットもデメリットも存在する
②どんな時に競争がマイナスに働いてしまうのか?
③ マネージャーがヘルムライク教授の研究結果を知っておくべき理由
■競争にはメリットもデメリットも存在する
組織において競争には
「メリットもデメリットもある」
ということは知られています。
競争がプラスに働く場面
競争がマイナスに働く場面
あなた自身も経験があると思います。
今日の記事では競争を
「科学的」
に見ていきたいと思います。
特に個人パフォーマンスにフォーカスしてみましょう。
アメリカ・テキサス大学の
「ロバート・ヘルムライク教授」
たちの研究が参考になります。
ヘルムライク教授は
「モチベーションを3つ」
に分けました。
1興味・関心・満足
2有能感(自信や自己肯定感)
3競争意識
上記3つの相関関係で
「どの状態がより大きなパフォーマンスを発揮するか」
というのを分析した研究です。
■どんな時に競争がマイナスに働いてしまうのか?
ヘルムライク教授は
「大学生」
を対象に研究を行いました。
3つの心理が
「成績への影響」
を研究で明らかにしました。
研究の結果は
「1の興味・関心・満足」と「2の有能感」
は極めて似た傾向を示しました。
しかし
「3競争意識」
は大きな違いがあることがわかりました。
ヘルムライク教授の研究は
「非常に興味深い結果」
となりました。
整理をすると
「結果は4つのパターン」
に当てはまります。
A 興味・有能感が高く、競争意識が低い
B 興味・有能感が高く、競争意識が高い
C 興味・有能感が低く、競争意識が低い
D 興味・有能感が低く、競争意識が高い
一番得点が低いかったのは
「C」
です。
Cが低いことはは研究をしなくても想像がつくと思います。
何せモチベーションが待ったない状態だからです。
しかし一番得点が良いのは
「1,2,3全てが高い B」
とはなりませんでした。
むしろCに次いで
「2番目に低い得点」
という結果になりました。
1位 A
2位 D
3位 B
4位 C
上記の結果になりました。
そもそも興味・関心、有能感が高いのであれば
「競争意識はパフォーマンスの邪魔となる」
ということが研究で明らかになりました。
理由は競争を意識するあまり
「本来の能力が阻害される」
「苦手意識を感じた時、劣等感を感じる」
ということになるのでしょうか?
因果関係についてはヘルムライク教授たちも言及を避けています。
ただ、言えることは1つあります。
興味、関心、有能感が低いという場合には
「競争意識が有効に働く」
ということです。
ただ注意すべきは
「男性」
に限った現象です。
「女性」
にとって競争意識はさほど影響がないという結果が出ています。
■マネージャーがヘルムライク教授の研究結果を知っておくべき理由
組織のマネージャーは
「ヘルムライク教授の研究結果」
を知っておくべきです。
パフォーマンスを上げるには競争を持ち込むより
「興味、関心、有能感を上げる」
ことが重要ということです。
安易に競争を持ち込むと
「パフォーマンスが落ちる」
という行動科学があるということです。
ただ組織を運営するには
「競争を持ち込む方が簡単」
なので、安易に競争が用いられます。
売上を競わせる
行動を競わせる
えこひいきをしてしまう
正しくマネジメントを学んでいない管理職の人は
「誤った方法」
を簡単に取り入れてしまいます。
部下の興味関心を高める
部下に有能感や自信をつけさせる
上記も
「科学を基軸とした方法」
を用いることで簡単にできることはご存じでしょうか?
モチベーションを高めるたいときも
「部下に励ましの言葉」
を少し変えるだけで飛躍的に高めることが出来ます
ある部分に着目するだけです。
私のマネジメント研修を受講した方ならわかりますね。
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■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
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です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
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心理学
-
行動経済学
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営業研修
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今日は「競争の科学」というテーマに触れてみました。