【ビジネス寓話シリーズ】「3杯のお茶」にはあなたも知らないもう1つの教訓がある

2023.10.22

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
今日は大人気のビジネス寓話シリーズをお届けします!

 
今日の寓話には2つの教訓が隠されています。あなたは気づくことはできますか?
 
 
有名な「3杯のお茶」のお話です。
 

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それではビジネス寓話に隠された重要な教訓を見つけに行きましょう!。
 
 

ビジネス寓話シリーズ「3杯のお茶」

 

石田三成はある寺の童子をしていました。
 
ある日、豊臣秀吉が鷹狩に出かけ、のどが渇いたと言ってその寺に立ち寄りました。
 
秀吉が「誰か茶を持ってまいれ」と望みました。
 
三成は「大き目の茶碗の7分目までぬるめのお茶」を入れ持っていきました。
 
秀吉は「うまい!もう一杯」と言います。
 
三成はまたお茶をたてて、先ほどより熱めのお茶を半分ほどいれて持っていきました。
 
少年の機智に感心して秀吉は試します。
 
「では、もう一杯」
 
三成は小さめの茶碗に熱々のお茶を入れて出しました。
 
秀吉は少年の気遣いに感心して、住職に頼んで家来にしました。
 
その後、才能を発揮した三成は大きく出世しました。

 

齋藤 英人
齋藤 英人
有名な3杯のお茶のお話です。3杯のお茶にはどんな教訓があるのでしょうか?

 

3杯のお茶の話から見られるわかりやすい教訓

お茶
 
「3杯のお茶」は気配りに関する有名なお話です。
 

1杯目 早くのどの渇きを潤せるように、がぶ飲みできるぬるい温度でたっぷり
2杯目:のどの渇きが落ち着いたところで、香りや味を楽しめる少し熱めのお茶を半分
3杯目:さらにゆっくりと味わってもらうために、熱いお茶を少しだけ

 
相手の状況を見て最適なものを差し出す気配りの教訓です。
 
 
たかがお茶ですが、その気遣いによって、石田三成は大出世を果たしました。
 
 
当然ですが、3杯のお茶はあなたのビジネスにおいても大いなる教訓を学ぶことができます。
 
 

3杯のお茶から学ぶビジネスの教訓の1つ目は「主語の違い」

 
 
自分のできる範囲で気配りをする
最大限の成果を出す
相手の立場に立って考える
 

齋藤 英人
齋藤 英人
3杯のお茶の教訓は子供たちにも伝えたい話しであると同時に「ビジネス」でも重要なことです。

 
自分の仕事はこういうものだ
言われたことだけやればいい
それは私の仕事じゃない
 
 
こんな人はあなたの周りにいませんか?
 
 
こういう人は大事な仕事は任せられません。
 
 
もっと言えばこんな姿勢で仕事に取り組んでいると「AIや機械に仕事を奪われる人」となるでしょう。
 
 
その時になってから困ってももう遅いですね。
 
 
今の時代だからこそ、3杯のお茶の教訓が重要になります。
 
 

なぜ今の時代だからこそ3杯のお茶の教訓が重要なのか?

教訓
 
コロナ禍にリモートワークも進み、仕事の自動化の動きが顕著になってきました。
 
 
売り手市場と言われながらも「人不足&人余り」という異常な状態になりつつあります。
 
 
異常な状態の今だからこそ、日頃から三成の仕事を意識する必要があるでしょう。
 
 
そして3杯のお茶の教訓、光成の話には「もう1つの教訓」があります。
 
 
あなたは、もう1つの教訓に気づくことはできましたか?
 
 

3杯のお茶の話に隠されたもう1つの教訓とは?

 
 
さて、もう1つ隠された教訓とは何でしょうか?
 
 
3杯のお茶の話から得られる教訓は、別の視点で見ると見つけることができます。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
もう1つの教訓は上司の器です。

 
3杯のお茶の話は「三成視点」で語られることがほとんどです。
 
 
しかし、光成の機転に秀吉が気づかなかったら…どうだったでしょうか?
 
 
3杯のお茶の話は寓話として成立しないこととなります。
 
 
優れた才能
部下の強み
気遣い
 
 
光成の中のモノをしっかり見つけることは、上司の役割です。
 
 

組織を成長させるには3杯のお茶の中から、上司の器もみつけること

人材の採用
 
 
組織を成長させるには優秀な人材の採用と優秀な人材の育成が不可欠です。
 
 
上司の方にご質問です。
あなたは部下の普段の仕事から優れた点を見出すチカラはありますか?
 
 
優れた行動は「ブライトスポット」と呼ばれるものです。
 
 
毎日、当たり前に行われていることの中にブライトスポットの存在は必ずあります。
 
 
しかし当たり前なので見落としていることが非常に多くあります。
 
 
秀吉が光成を見込んだのはどこでしょうか?
 
 
秀吉が高く評価したのは光成の行動です。
 
 
もしかしたら光成は、普段通りに当たり前にお茶を入れただけかもしれません。
 
 
住職に教わった通りにやっただけの可能性もあります。
 
 
もし秀吉が「美味しいお茶だった」という結果だけ見ていたら、このお話教訓は生まれなかったでしょう。
 
 
秀吉が光成の行動をモニタリングしたからできたお話です。
優秀な上司の器を秀吉が示したからです。
 
 
3杯のお茶の話はマネジメントの視点でも大きな教訓を得られるお話です。
 
 

本日のまとめ

 
 
ビジネス寓話シリーズ「3杯のお茶」をお届けいたしました。
 

3杯のお茶の話の教訓
仕事に対する姿勢
マネジメントの視点

 
 
1つのお話も視点を変えることで、違う教訓に気づくことができます。
 
 
組織を成長させるには「人」が最も重要です。
 
 
多くの仕事が機械に奪われた後、どんな人材が必要とされ生き残るでしょうか?
 
 
私が専門的に見ている「営業」の世界も大きな変化を迎えています。
 
 
現時点ではまだお客様に好かれている営業が重要視されていますが、数年後には必要なくなります。
 
 
では、どんな営業が市場から、お客様から求められるでしょうか?
 
 
そんな営業を私は営業研修を通じて育成しています。
最後にその方法をご紹介いたします。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「光成の行動」も脳のメカニズムの1つです。
 
 
脳のメカニズムを先回りする営業の成果は私の研修の9,000人を超える受講者が示してくれています。
 
 
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
営業研修
マネジメント研修
能力開発トレーニング

 
 
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」

「確実に営業力が上がる営業研修はないか」

一度でも思ったことのある営業責任者には、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
 
 
営業で成果を出すには「人の本能の行動に合わせる」だけです。
 
 
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
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あなたの営業組織の中の普通の営業がトップセールスに変貌していきます。
 
 
行動創造理論による営業研修では、すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
そしてその成果が認められ、導入企業からは100%のリピートを維持し続けています。
 
 

齋藤 英人
齋藤 英人
あなたの営業組織にも最適なプログラムをお届けします。

 
 
しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
研修効果を担保するために年間100回の登壇に限定しております。
 
 
もし売上向上にご興味がある営業責任者、研修担当者は早めのアプローチをお願いいたします。

 

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