本日の記事の見出し
あなたも無意識のうちに間違った判断を選んでいる
今日は
「部外者テスト」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①創業からの事業が停滞し落ち込んでいる創業者2人の会話
②一度その場を離れると仮定するだけで「正しい判断ができるようになる」
③意識的に外部視点を取り入れると判断のエラーがなくなる
■創業からの事業が停滞し落ち込んでいる創業者2人の会話
ある創業者2名の会話を見てみましょう。
創業者2人は落ち込んでいました。
そして会話が始まります。
創業者A
「私たちはここまでやってきたが、最近は不調になっている。どうすべきか…。
もし私たちが追い出されたらどうなるだろうか。」
創業者B
「取締役会で新しく迎えられたCEOが、創業から続けてきた主力事業から撤退するだろうな」
創業者A
「私たちがいったん会社を出されて、また戻ってきたとする。そうしたらどうだろう?」
創業者B
「それならば私たちの手で、創業からやってきた事業を撤退する判断をするだろうな」
現状では考えられなかったことも、時間がたてば考えが変わるということでしょうか?
実は2人の会話には人の意思決定にかかわる心理効用があります。
■一度その場を離れると仮定するだけで「正しい判断ができるようになる」
同じ人間の判断ですが
「一度外部に出て戻ってくる」
という条件を付けただけで重要な判断すら変わるということです。
自分の目の前にある事柄を見ているのは
「内部視点」
となります。
内部視点は
「自分に都合の良いストーリーを組みあげているだけ」
なので、間違いを認めることができません。
しかも上記のストーリーの場合は
「一度、大きな成功を収めている」
ことが変化に対して、大きな足かせとなります。
自らの成功は事実であり
「自らのストーリーは信じてしまう」
というバイアスを導きます。
良い情報は脳の記憶になかにあふれています。
そして失敗についても、自分たちの都合の良い情報しか見えなくなります。
無意識のうちに行われるので、通常ではあらがうことができません。
本来、今後の事業性を判断するには過去のデータや客観的な見立てといった
「外部視点」
が必要となります。
そしてほとんどのケースでは
「外部視点の方が正しい」
という結果を導いています。
しかし個人の判断では
「内部視点からしか考え無い」
ということで、計画錯誤を発生させてしまいます。
そこで
「いったん外に出て戻ってきたとしたら」
と仮定して視点をずらすことで、正しい判断ができるということです。
■意識的に外部視点を取り入れると判断のエラーがなくなる
全くの他人が
「自分と今のポジションにいたらどんな判断をするか?」
と考えることは非常に有効です。
例えばあなたが
「転職を考えている」
とします。
すると
「自分にとって都合の良い情報を集める」
ことになります。
転職をする
転職を先送りする
いずれに判断を下すにしても、自分の脳に都合の良いことしか考えません。
もしあなたが
「友人の立場として転職の相談をされたら」
判断は異なるでしょうか。
恐らく判断は簡単に変わることでしょう。
先ほど触れたように外部視点に代わるからです。
仕事でも職選びでも結婚でも
「重要な判断」
をする際には外部視点を意識的に取り入れることでエラーは少なくなります。
部外者をぜひあなたの脳の中に入れテストをしてみてください。
人の意思決定はバイアスによって簡単に導かれます。
正しい判断というのはバイアスを避けることかもしれません。
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今日は「部外者テスト」というテーマに触れてみました。