本日の記事の見出し
「達成動機」が強いメンバーへのマネジメント
今日は
「達成動機」
というテーマに触れてみたいと思います。
<index>
1モチベーション判別クイズ
2上司がしなければならない科学的マネジメント
3達成動機はモチベーションの1つ
■モチベーション判別クイズ
まず1つご質問です。
あなたはどちらのゲームに魅力を感じますか?
A「制限時間内に正答する割合が30%」
と言われる問題にチャレンジし、解けた人を成功者とするゲーム
B「サイコロを振り、あらかじめ決めておいた2つの数字」
が出たら成功者になるというゲーム
ここで
「Aの選択肢」
を選んだ人に共通するモチベーションがあります。
それは「達成動機」が強い傾向にあるということです。
これは端的に言えば
「何かを成し遂げたい!」
という動機です。
これを持つ人の特徴は
「自分なりの技術・知識・テーマ」
で追求できる環境を好みます。
逆に上司などから
「物差しを押し付けられている」
環境だと意識が低下する傾向にあります。
このタイプは
「優れた成果を出すために、効率的な方法でゴールに達する」
ことも好むので、仕事のパフォーマンスも期待できるでしょう。
■上司がしなければならない科学的マネジメント
経営者やマネージャーの方に情報をお届けいたします。
この達成動機の高い社員に対して
「最大限力を発揮させる方法」です。
ポイントは2つです。
1 中程度の難易度の仕事を任せる
2 迅速にフィードバックする
中難易度というのは成功確率が
「30%~50%」
の難易度の仕事を与えると最大限に力を発揮します。
・簡単すぎる仕事
・成功確率が極端に低い仕事
これらについては好みません。
達成することが大好きなので
「自分がやったことの評価」
をすぐに与えてあげることです
「即座にフィードバックをしてあげる」
ことで意欲が維持できます。
このことは
「行動創造」
において非常に重要なことです。
成功するダイエット
失敗するダイエット
この違いはご存知でしょうか?
それは小さな成功体験の積み上げです。
失敗するダイエットはたいてい
「大層な目標・長期的な目標」
を立てていることがほとんどです。
この目標は
「脳の熟考システム」
によって導き出されたものです。
しかし人の行動のほとんどは
「脳の自動システム」
によって行われます。
脳の自動システムは生命維持のためのシステムでもあります。
そのため、キツいことより楽な方を好みます。
頭では分かっているけれど
「今日だけはいいか」
と都合の良いストーリーで行動を創り出します。
そうしていつしかダイエットは失敗するというメカニズムです。
これを避けるには
「小さな成功体験を積み上げ、居心地の良い状態にする」
ことが必要になります。
「食べるという身体的利得」<「頑張って成果が出たという精神的利得」
このように脳に感じさせることです。
そしてそれを繰り返すと
「これまでの頑張りを失いたくない」
と考えるようになります。
ここまでくれば、人の強い行動の動機である
「損失回避性」
が発動させることとなり、強く意識しなくても行動が続きます。
■達成動機はモチベーションの1つ
「達成動機」というのはモチベーションの種類の1つです。
大切なことは
「個人のモチベーションにフォーカスする」
ということです。
マネジメントにおいて、この点は非常に重要です。
「達成動機が高い人」
には前述のマネジメントが効果的ですが、違うタイプには適さないということです。
今は個人の価値観が様々です。
その中で「同じマネジメントの枠」に入れては機能しません。
「最適なマネジメントを個別に行う」ことが必要となっています。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
このような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動科学
これらの数多くの研究や知見を「営業行動」
に体系的に落とし込んだものです。
それを身につけ飛躍的に売上を伸ばすプログラムをご提供しています。
-
営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。
営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。
このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「達成動機」をテーマに触れてみました。