本日の記事の見出し
優秀な営業は「知覚」を無意識に活用している
今日は
「色からみた知覚」
というテーマに触れてみたいと思います。
■あなたも30秒の実験で体感してみてください
私たちの知覚は
「すごく不安定」
ということはご存じですか?
まず、実験で体感してみましょう。
一緒にやってみてください。
【知覚の実験】
今いる位置から30秒間周りを見渡します。
30秒間でできるだけ「青いもの」を探してください。
いっぱい見つかりましたか??
どれくらい見つかりましたか?
続きがあります。
今いる位置から見渡さずに
「周りにある緑色のものを3つ」
あげてください。
いかがでしたでしょうか?
比較的有名な実験でもあるので、やったことがあるかも知れません。
おそらく
「3つ出なかった」
という方が多いはずです。
たったこれだけでも
「知覚があいまい」
ということがわかりました。
■ 脳のメカニズムの1つ「トンネリング」とは?
人の脳は1つのことに意識を向けると
「他の情報が隠れてしまう」
という性質があります。
よく言う
「周りが見えなくなる」
という状態です。
「トンネリング」
と呼ばれるものです。
もしあなたが
「お昼ご飯を食べられなかった」
としたらどんな状態になるでしょう。
「おなかがすいた状態」
であることは間違いありません。
この時、あなたの脳は
「食べ物」
に関する情報に敏感になります。
このことも実験で明らかになっています。
空腹の参加者
満腹の参加者
2つのグループで
「画面に一瞬だけ表示される単語を認識する」
という実験を行いました。
空腹のグループは
「食べ物に関する単語」
の認識率が異常に高かったという結果になりました。
「食べる」
というのは生存本能に直結するからでしょう。
空腹状態でも
「高い集中力が発揮された」
ということです。
関心があることだけに
「人の脳は集中する」
ことが明らかになっています。
■優秀な営業はどんな話をしているかがわかる
逆に言えば
「関心」
を持たなければ情報が入ってこないということです。
周りが見えなくなる状態と同様に
「まずいこと」
かもしれませんね。
異性の
「髪型、服装、持ち物の変化」
に気づかずに怒られた経験がある男性も多いのではないでしょうか(笑)
気づかなかったことに怒ったのではありません
関心を持たなかったことに怒っているのです。
関心という観点は
「営業でも非常に重要なポイント」
です。
例えば
「青い色」
を考えているお客様がいます。
その時あなたが
「緑色の話」
をしたらどうなるかということです。
おそらくお客様は興味を示さないでしょう。
緑色の細かな内容を話す前に
「緑色に関心を持たせる」
事が必要です。
とはいえ
「青色を考えているお客様」
を緑色に向かせるのは困難です。
そんな時どうしたらよいでしょう。
優秀な営業なら一発で気づいたでしょう。
優秀な営業は
「緑色の話」
はしません 。
青色を基本として
「黄色を加える」
話をすることでしょう。
さて、青色に黄色を足すとどうなるでしょうか?
簡単ですね。
緑色になります。
色の話ではなく
「脳のメカニズムを考えた交渉術」
ということです。
多くの営業は
「青色を考えている相手に緑色の話をする」
としています。
これでは商談はうまく行くはずがありません。
お客様はすぐに違和感を感じます。
おそらく初回面談のハードルで躓いてしまうでしょう。
脳のメカニズムを考えて営業すれば、成約率は飛躍的に上がります。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動科学
上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
それを身につけ飛躍的に売上を伸ばすプログラムをご提供しています。
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営業研修
-
マネジメント研修
-
能力開発トレーニング
「売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムですね。
営業で成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。
このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「色から見た知覚」というテーマに触れてみました。