スキルアップのミステリー「もしあなたが試験問題を事前に手にしたら…」

2022.02.11

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「ビジネスミステリー」
と題し、スキルアップについて触れていきます。

 

 

<index>

①ストーリー編 新学期が始まるとき、1通のメールが届きました

②そろそろ気づきましたか?スキルアップの強力な方法に…

③企業研修における「スキルアップのミステリー」

 

 

■ストーリー編 新学期が始まるとき、1通のメールが届きました

 

 

今は4月、ちょうど新学期が始まった。

大学2年生になった江崎は、朝起きて何気なく授業で使うパソコンのメールボックスを開いた。

 

すると、教師からのメールが届いている。

今日から新しく始まる授業前の課題かと思い、疑いもせず添付ファイルを開いた。

すると出てきたのは期末テストの問題だった。

 

江崎は昨年の問題が間違えて送られてきたと思ったが、日付を見ると今年のモノだった。

 

恐らくみんなに送られていて、今日の授業で説明があるのだろうと江崎は思った。

江崎は学校までの道すがら、特にやることもないので試験問題をざっと目を通してみた。

 

授業が行われる教室につき、間もなく先生が入ってきた。

恐らくメールの問題のことに触れるのだろうと思っていた。

 

しかし授業が進んでいくが、まったく期末テストの問題に触れる気配はない…。

江崎は何かの役に立つかもと思い、送られてきた問題に関係ありそうなか所にマーカーを付けておいた。

 

その後も授業を何度も重ねていくが、先生からは期末テストを送ったことには触れてこない。

 

ただし1点だけ気づいたことがある。

先生が重要ポイントと強調した個所は、送られてきた期末テストの問題と全く一緒だったことに…。

 

江崎は確信した。

「やはりあの問題は本物だ!」

 

それから江崎は送られてきた問題と答えを丸暗記し始めた。

期末になるころには、問題文も答えもスラスラと出てくる。

 

いよいよ期末テストの日が訪れた。

実際の問題は、事前に送られてきた問題と一緒だったのだろうか…。

 

もし全く違う問題だったら、江崎は単位を落とすことになる。

なぜなら、送られてきた試験問題の内容しか勉強していないからだ。

 

江崎は裏向きで配られた問題を恐る恐る開いてみた…。

 

「やった、全く一緒だ!」

 

江崎はらくらく問題を解き、誰よりも早く問題を解いた。

間違いなくA+の評価で単位を取得できることを確信して教室を後にした。

 

 

■そろそろ気づきましたか?スキルアップの強力な方法に…

 

 

もちろん江崎のやったことは
「不正行為」
です。

 

 

この話は
「なぜテストが送られてきたのか」
に焦点を当てる話ではありません。

 

 

事前にテスト問題を手にしたことで
「どんな成績を残せるか」
に焦点を当ててみていきましょう。

 

 

もちろん江崎の手にした問題は
「全く一緒の問題」
であったため、全ての正解を手にしました。

 

 

授業中でも答えを埋めるべく、関連性の高そうな箇所を注意深く聞きました。

試験に関係しそうな部分を、教師が話せばすぐに耳が反応しました。

 

 

では、もし問題を手にしていなかったら
「江崎の受講態度」
はどうなったでしょうか?

 

 

板書されたものを丸写しする

なんとなく教科書にマーカーを引く

何にも似ていないイラストをノートに書き始める

 

 

もしかしたら、あなたもこんな受講の仕方をしたことがあるかもしれません。

 

 

例えば江崎が手にした問題が
「全く同じではなかった」
としたらどうなるでしょうか?

 

 

その講義で習うことの
「包括的な内容が網羅されたテスト」
を手にしていたらどうでしょうか?

 

 

江崎の受講態度は変わっているのではないでしょうか?

 

 

さて、そろそろお気づきでしょうか?

スキルアップの強力な方法を…。

 

 

事前にテスト受けることで
「脳の働きと行動」
を変えることが出来ます。

 

 

仮に事前にテストを受けさせたとして
「全く点が取れなかった」
としても問題ありません。

 

 

大切なことは間違っていたとしても
「脳に推測させる」
ことが非常に重要です。

 

 

間違いを認識した脳は
「高性能なレーダーで重要情報をキャッチする」
ようになるからです。

 

 

同じ情報でも聞いているだけの
「受動的な情報取得」
となる場合。

 

自らがキャッチする
「能動的情報取得」
とする場合。

 

 

どちらがより脳に定着するかは言うまでもありません。

 

 

もしあなたが
「新しいスキルを身につける」
と思ったら、事前のテストをやると良いでしょう。

 

 

もちろん
「資格試験や語学検定」
にも適用できる学習方法です。

 

 

■企業研修における「スキルアップのミステリー」

 

 

企業研修においても同様です。

 

 

残念ながら
「テストの位置づけ」
は到達度を測るものという固定概念があります。

 

 

ですからどんな研修プログラムも
「テストはあっても最後」
ということになります。

 

 

しかしビジネスにおいては意味がありません。

 

 

その時点の到達度を測っても意味などないでしょう。

 

 

研修を受けたとしても
「脳の中には従来のやりかた」
が強く残っているので、上書きされることはありません。

 

 

それでもやらないより、やったほうが効果はありますが…。

 

 

脳のメカニズムから
「スキルアッププログラム」
を考えれば事前テストは必須となります。

 

 

では、あなたはそのような研修を受けたことはありますか??

恐らくほとんどの人は無いと思います。

 

 

理由は
「テストは到達度を測るもの」
という認識しか持っていないからです。

 

 

そのために
「時間とお金を無駄にする研修」
が数多く存在しています。

 

 

さらにはよっぽどいい内容でも残らないのに
「普通の講師が普通の話をして終わる研修」
がかなりの数を占めています。

 

 

ある意味ミステリーのレベルの話ですね。

 

 

A 受けた後は良いが、すぐに元に戻ってしまう研修

B 脳のメカニズムを先回りし、確実に行動変容される研修

 

 

さて、あなただったらどちらを受けたいですか?

さて、あなただったらどちらを受けさせたいですか?

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

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今日は「スキルアップのミステリー」をお送りいたしました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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