営業の商談とマネジメントの両方で起きている「自己奉仕のワナ」とは?

2023.06.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
齋藤です。

今日の記事は営業幹部が組織のマネジメントにおける問題の原因が明らかになる記事です。
 
 
また、営業の商談で上手くいかない理由も触れているので、営業自身の助けにもなる記事です。
 
 
売上をあげたい営業組織には、かなりお役立ちになるのではないでしょうか?
 
 
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営業の商談とマネジメントで起きているワナとは一体何でしょうか?
 
 

営業の報告で見られる傾向は無意識のウソ

 
 
営業をというのは必ず結果が明確になります。
 
 
受注
失注
 
 
必ずどちらかの結果になります。
(売れないダメ営業は停滞案件がリストに多く残ったままかもしれませんが…)
 
 
営業組織は受注の積み重ねで予算が達成できたかどうかにつながります。
 
 
では1つご質問です。
 

齋藤 英人
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あなたは業績にどれだけ貢献していますか?

 
営業組織のマネージャーは「何パーセント貢献したか」をぜひ1度メンバーに聞いてみてください。
 
 
そしてすべての数字を足すと驚きの結果が導かれることでしょう。
 
 
メンバーから出てきた数字をすべて足すと、必ず100%を超えるからです。
 
 
人は誰もが自分の働きを高く評価するという性質があります。
もちろん、営業も例外ではありません。
 
 

営業もお客様も自分を高く評価してしまう

 
 
自分を高く評価してしまうのは「自己奉仕バイアス」によるものです。
 
 

自己奉仕バイアスが起こる理由
  1. 自尊心を保ちたい
  2. 自分の気持ちをポジティブに保ちたい
  3. 他人からよく見られたい

 
上記の理由で自己奉仕バイアスは生まれます。
人間が本能で持っている「自己防衛機能」の一種です。
 

齋藤 英人
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営業のマネジメントに大きな影響があります。

 
営業メンバーが失敗したときに「なぜ?」と営業マネージャーは聞きます。
 
 
この時営業メンバーから出てくる言葉に、自己奉仕バイアスがかかります。
 

「価格が合わなかった」
「商品の質が合わなかった」
「お客様に知識がなく理解されなかった」

上記の答えが営業メンバーの言葉となるでしょう。
 
 
失敗したときに自分の営業力の無さとは答えません
 
 
ただし上手くいったときは「自分の営業力のおかげ」というでしょう。
 
 
営業組織のコミュケーションには、ここでエラーが生じます。
 
 
「情報の非対称性」が生まれるので、正しく営業組織の成長が導かれません。
 
 
ここからは自己奉仕バイアスが営業の商談に与える影響を見ていきましょう。
 
 

営業の商談でも自己奉仕バイアスが大きな影響を与える

 
 
商談の時にどんな影響があるのでしょうか?
 

齋藤 英人
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お客様も当然のように自己奉仕バイアスにかかっています

 
営業のヒアリングフェーズで大きな影響が出てきます。
 
 
営業のヒアリングでは「お客様の課題」に触れていきます。
 
 
そして課題を言解決する提案をするのが営業の仕事です。
課題も聞かずにいきなり提案をしてくるとんでもない営業もいますが…
 
 
お客様からヒアリングをする内容に「自己奉仕バイアス」がかかります。
 
 
組織の課題というのは「恥部」と言い換えることができます。
 
 
もしかしたら「えっ!?そんなこともできていないの?」と思われるかもしれません。
 
 
だからお客様も本当のことはなかなか言わないとなります。
 
 
自分が無知と思われたくないからです。
課題を伝えるほうが損をすると考えている状態です。
 
 
つまり営業は表面的なことしか聞き出せていません。
もっと言えば、課題の外的要因しか聞き出せていません。
 

円安の影響で…
原料高になって…
燃料費の高騰で…

 
お客様から出る課題の要因は一般的なものとなります。
 
 
もちろん要因ではあるでしょう。
しかし、すべてではないですし、もっと重要な要因があるはずです。
 
 
ただしお客様は信頼していない営業には伝えません。
自分が損をすると思っているからです。
 

齋藤 英人
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そして営業とお客様に情報の非対称性が生まれます

 
営業が失注をする大きな要因です。
 
 
営業が正しくヒアリングをできなかったので、案件は失注に終わります。
 
 
しかし営業の報告は「自分がヒアリングできなかった」とは決して言いません。
 
 
お客様が一言も言っていない「値段」のせいで失注したと報告します。
 
 
お客様が価格に触れたのは「業績が厳しいから多くのお金はかけられない」ということだけです。
 
 
営業の提案に対して「高い」など一言も言っていない、というケースはザラです。
 
 
自己奉仕バイアスが商談で創るのは「情報の非対称性」です。
 
 

お客様と営業
営業とマネージャー

 
情報の非対称性が生じたままでは、売上が安定して向上することはありません。
 
 
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お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「自己奉仕バイアス」「情報の非対称性」もその1つです。
 
 
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脳科学
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営業研修
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齋藤 英人
齋藤 英人
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