成長のために「安全地帯」から飛び出したあの一歩

2018.09.10

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「安全地帯」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

巨大企業において

「さらに成長を続けている」

という企業があります。

 

 

その企業に共通するのは

「少なくとも10四半期以上の先を考えている」

という点です。

 

 

そして

「自ら安全地帯から飛び出す」

という選択をしています。

 

 

あるソフトウェアの企業があります。

 

 

この企業は

「かろうじて変化の兆しをつかむ」

ことに間に合いました。

 

 

この企業のこれまで収益の拡大路線

 

商品単価の引上げ

高額商品への誘導

によるものでした。

 

 

しかし様々な端末、ブラウザ、アプリケーションの

「イノベーションのスピードが急速に進化」

したために対応が遅くなっていきます。

 

 

この企業は高い顧客満足度を確保していましたが

「次の一手」

に出ることを決めました。

 

 

それは

「クラウド型へのビジネスモデルの大転換」

です。

 

 

直近では減収減益となることを投資家に丁寧に説明

営業手法の転換のために重点的に投資

販売チャネルの報酬制度の見直し

製品面では各要素を全て強化

請求件数が爆発的に増えるため経理体制の見直し

 

 

このように

「敢えて困難な道のり」

を選択しました。

 

 

その結果5年間で

株価は3倍以上

総収益成長率は1桁から2桁へ

新しいモデルの収益割合は70%越え

という大成功を果たしました。

 

 

この企業は皆さんが知っている会社です。

 

イラストレーター

フォトショップ

などを提供している

 

 

「アドビシステムズ」

の例です。

 

 

戦略責任者のダン・コーエンはこのように述べています。

 

過去の成功にしがみつく会社は変化についていけなくなる

自ら乗っている船に火を放つくらいのつもりがなくてはならない

他者にビジネスを破壊されないうちに、自己変革を行うべきである

 

市場が新しい方向に舵を切ろうとするのは止められない。

「選択肢はただ1つ」

改革に踏み切るしかない

 

 

 

このような成功は

「偶然の産物ではない」

ということを数多くの事例が物語っています。

 

 

将来のチャンスを見通し

「自ら安全地帯を放棄する」

という覚悟をもっています。

 

 

もう少し言えば

「能力」

と言ってもいいかもしれません。

 

 

このことは大企業だけでなく

「中小企業」

「個人」

においても同様ではないでしょうか?

 

 

今もし

「安全地帯」

にいたとしても、近い将来も保証されてるわけではありません。

 

 

むしろ

「自ら飛び出して行く」

ことが大切だということを事例が教えてくれています。

 

 

全てをいきなり変えなくても

「ほんの少しだけ変えてみる」

「安全地帯から足を少し出してみる」

ことをまずはチャレンジしてはいかがでしょうか?

 

 

「自ら変化を創り出す」

ということですね。

 

 

今日は

「安全地帯」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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