多くの人が正しいと思っているはず!?スキルアップの間違った常識とは…

2023.05.10

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

多くの人が正しいと思っているスキルアップの間違いとは?

 

 

今日は
「スキルアップの間違った常識」
について触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①スキルアップで最も重要なことは何でしょうか?

②反復練習の落とし穴を明らかにしたバドミントンの研究

③ビジネスの世界で反復練習が通用する場面はゼロ

 

 

■スキルアップで最も重要なことは何でしょうか?

 

 

あなたはスキルアップの方法として
「重要なこと」
は何だと考えていますか?

 

 

バスケットボールのフリースロー成功率

ゴルフのパットの正確さ

名曲をギターで弾く

数学テストの得点向上

絵画の見極めスキル

 

 

スキルには様々なものがあります。

上達するためにあなたがやるべきことは何でしょうか?

 

 

恐らくあなたが出した答えは
「間違っている」
ことでしょう。

 

 

学習やスキルアップには
「間違った常識」
が根底にあるからです。

 

 

間違った常識とは
「反復の落とし穴」
です。

 

 

つまりスキルアップは
「反復練習」
は落とし穴があるということです。

 

 

■反復練習の落とし穴を明らかにしたバドミントンの研究

 

 

子供に対する指導でも
「同じことを何度も繰り返させる」
事が多いでしょう。

 

 

理由は
「練習をした100回目よりも200回目の方が確実に上達している」
からです。

 

 

追加でもう200回練習すれば、さらに進歩をするでしょう。

 

 

あなたも
「上達するなら問題ないのでは?」
と思ったかもしれません。

 

 

多くの人は同じ反応をするでしょう。

 

 

「1万時間の法則」
と呼ばれる有名な法則があります。

 

 

1万時間練習をすれば
「誰もが一流になれる」
という法則です。

 

 

ただし1万時間という数字に根拠はありません。

しかし、反復することで上達するという幻想を抱かせています。

 

 

ただし最近の研究では
「練習時間は少ない方が良い」
とされていて、スポーツのプロチームでも採用されています。

 

 

反復より効果がある練習方法を
「明らかにした論文」
が1986年に発表されています。

 

 

ルイジアナ州立大学の研究者が若い女性30人に行った
「バドミントンのサーブの上達」
の研究です。

 

 

対象者に
「3種類のサーブをどれだけうまく打てるようになるか?」
という実験を行いました。

 

 

1ショートサーブ

2ロングサーブ

3ドライブサーブ

 

 

上記3つのサーブです。

 

 

1のショートサーブは
「ネットのギリギリを通過し、コートの前1/3に落とす」
というサーブです。

 

 

2のロングサーブは
「ネットの2.5M以上を通過し、コートの後ろ1/3に落とす」
というサーブです。

 

 

3のドライブサーブは
「中間点に速く落とす」
というサーブです。

 

 

狙い方も打ち方もそれぞれ異なります。

上手く打てるようになるには、ある程度の練習が必要です。

 

 

Aグループの練習

・週3日の練習を3週間行う

・1度の練習で36球を打つ

・1度の練習タイムで同じサーブだけを練習する

 

 

Bグループの練習

・週3日の練習を3週間行う

・1度の練習で36球を打つ

・毎回3種のサーブを12球ずつ打つ

 

 

Cグループの練習

・週3日の練習を3週間行う

・1度の練習で36球を打つ

・毎回好きなサーブを打つ(ただし同じサーブを続けるのはNG)

 

 

3チームとも3週間の練習で
「ほぼ同じ回数だけ練習を行う」
こととなりました。

 

 

いよいよ上達具合をはかるテストが行われます。

 

 

テストは
「指導員が指示をしたサーブを打つ」
というもので、正確性をスコアにしたものです。

 

 

さて、勝者はどのグループになったでしょうか?

 

 

結果は
「ランダムに練習をしたCチームの圧勝」
となりました。

 

 

1位 Cグループ

2位 Bグループ

3位 Aグループ

 

 

ただし練習の終盤の3週目に入ったときは
「Aグループの正確性は群を抜いていた」
という状況でした。

 

 

しかし実際のテストでは最下位となりました。

 

 

これは
「小テストでは点数が良いが、本番の試験では失敗してしまう」
という生徒と同じ状況です。

 

 

ここまでの逆転劇が起きた理由は
「1つのことを繰り返し練習させないことで、調整を行い続けた」
という点があげられます。

 

 

その結果
「変化に対する器用さが身につき、個々の技術が上がった」
ということになりました。

 

 

異なる状況をセットすれば
「脳が足りない情報を補足し修正する」
ことも訓練できるようになります。

 

 

単なる反復練習は
「同じ状況にのみ通用するスキルの上達」
に過ぎないということが明らかになりました。

 

 

脳も同じ状況を
「トレースをさせる情報を探す」
事にとどまってしまうということです。

 

 

■ビジネスの世界で反復練習が通用する場面はゼロ

 

 

では私たちの取り巻く
「ビジネスの世界」
で考えてみましょう。

 

 

反復練習で通用する
「全く同じ状況」
というのは存在するでしょうか?

 

 

全く同じ「商談」

全く同じ「部下への指導」

全く同じ「デザイン」

全く同じ「プログラム」

 

 

もし存在するならば、人の手は不要です。

つまり、あなたも不要だということです。

 

 

ビジネスでは異なる状況への対応力が必要です。

しかしスキルアップの方策では考慮されていないことが多いのが現実です。

 

 

上司から指導は
「その場限りのものが多い」
ということは無いでしょうか?

 

 

研修でも同様です。

項目ごとに沿った知識の羅列のカリキュラムで終わっている。

 

 

内製化の研修ならまだしも
「外部の専門家を招いての研修」
でも同様なものが多いのが現実です。

 

 

研修内の小テストでは
「良い点が取れ満足した結果」
となるかもしれませんが、実践でどれだけ役立てられているでしょうか。

 

 

とはいえ
「反復練習」
に意味が無いというわけではありません。

 

 

同じ練習や学習方法でも
「飛躍的に上達する人」
は存在します。

 

 

その人は意識しているか無意識かわかりませんが
「1つ1つの練習に意味付けと変化」
を自ら作れている人です。

 

 

バドミントンのAグループに入ったとしても
「良いスコアを残せる人」
でしょう。

 

 

ただし全員が同じようにできるわけではありません。

 

 

同じようにできないのであれば
「科学的な学習を取り入れた研修」
を行うことが、時間もコストも削減できるでしょう。

 

 

私が提唱する行動創造理論の研修では
「科学を基軸としたプログラム」
が細部にまで取り入れられたものとなっています。

 

 

営業とマネジメントに特化した研修ですが、導入企業では飛躍的な成果が出ています。

 

 

その成果が認められ
「採用企業からは100%のリピート」
がされている研修プログラムです。

 

 

研修効果をすぐに発揮したい

研修の成果を継続させたい

教育投資を売上で回収したい

 

 

上記のニーズがある方は、行動創造理論に触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネジメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

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上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

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今日は「スキルアップの間違った常識」について触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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