ゲーム化して仕事に遊びの要素を入れると、本当にモチベーションは高まるのか?

2022.11.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

仕事でモチベーションを上げるために「ゲーム化」は有効か?

 

 

今日は
「モチベーションを上げる方法」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①仕事においてモチベーションを高めるのはお金である「〇か×か?」

②仕事を楽しいと感じるために必要な「1つの条件とは?」

③大がかりなことはしないほうが良い、出来る限り小さなことをルールとする

 

 

■仕事においてモチベーションを高めるのはお金である「〇か×か?」

 

 

あなたは仕事において人のモチベーションを上げる方法として
「最も効果的なもの」
は何だと思いますか?

 

 

経済学者に同じ問いをしたとすると答えは
「お金である」
と返ってくるでしょう。

 

 

経済学者にとって最強のツールは
「現金」
と考えるからです。

 

 

しかし、人のモチベーションはそこまで単純ではありません。

お金もモチベーションの向上につながりますが、短期的な効果のみです。

 

 

そもそもお金は生存欲求を満たすもので
「人の欲求の段階では一番下の領域」
に当たるものです。

 

 

人のモチベーションを高めるには
「感情を動かす」
ことが重要です。

 

 

楽しい

やりがいがある

誰かに認められる

 

 

上記の感情が生まれた時、モチベーションは高い状態となります。

 

 

■仕事を楽しいと感じるために必要な「1つの条件とは?」

 

 

仕事をしていて
「楽しい」
と感じるためには1つの条件があります。

 

 

しかし多くの仕事は1つの条件を満たすことが出来ません。

理由は仕事というのはそういう性質のものが多いからです。

 

 

1つの条件とは
「短期的な成果が手に入る」
ということです。

 

 

短期的な成果を平たく言えば
「目先の見返りがある」
ということです。

 

 

今あなたが取り組んでいる仕事で
「目先の見返り」
は手にすることは出来ますか?

 

 

営業

開発

マーケティング

人事

総務

 

 

全ての職種において、すぐに成果が出るものは少ないでしょう。

その為、モチベーションが上がりにくい状態と言えます。

 

 

そしてわかりやすく
「お金」
というニンジンをぶら下げる組織が絶えないということです。

 

 

モチベーションを高めるのが難しい中
「ゲームを使ったモチベーションアップ」
に取り組んでいる組織もあります。

 

 

「ゲーミフィケーション(ゲーム化)」
というアプローチです。

 

 

ゲーミフィケーションとはゲームではない仕事に
「スコアボードなどのゲーム的要素」
を取り入れる手法のことです。

 

 

例えばスポーツを観戦していて
「スコアが無かったら」
観ていて楽しいでしょうか?

 

 

サッカーでパスやドリブルでゴール前まで運び、シュートを決めても何も起こらない。

野球で大きな弧を描くホームランがスタンドに入っても、何も起こらない。

 

 

得点以外のルールは全て一緒だとしても
「何も楽しくない」
と感じることでしょう。

 

 

スコアを付けるということは、モチベーションを上げるということです。

 

 

しかし
「ゲーミフィケーションには大きな落とし穴が存在する」
ということを忘れてはいけません。

 

 

ゲームは自発的参加しないと
「モチベーションを下げる逆効果がある」
ということです。

 

 

むしろ導入する前の方が、まだモチベーションがあるということです。

トップダウンで行動変容を促してしまうと、裏目にでることとなります。

 

 

■大がかりなことはしないほうが良い、出来る限り小さなことをルールとする

 

 

いきなり大掛かりなことはやらずに
「小さく始められること」
を導入すると良いでしょう。

 

 

行動変容をさせようとすると
「大きな一歩を踏み出そうとする」
ことが多くなります。

 

 

理由は最終目的をイメージしているので
「たどり着くイメージしかない」
からです。

 

 

そして最初の1歩くらいは踏み出せるエネルギ―があるからです。

運動をしようと始めた初日は、つい張り切って限界までやろうとします。

しかし、3日目くらいからやらない理由を探し始め正当化します。

 

 

しかし、実際は小さな行動の積み重ねです。

 

 

「腹筋を1日2回だけ絶対に行う」と決めるだけで十分です。

ただし出来る日は2回以上やっても良いとしておくと良いでしょう。

 

 

スマホゲームのログインボーナスみたいなものです。

毎日時間を取ってプレイが出来なくても、ログインさせるだけで継続的に触れることになります。

そんな仕組みがゲームにはふんだんに取り入れられています。

 

 

やるべき理由だけではモチベーションは上がりません。

やらなくてもよい理由を与えても良いでしょう。

 

 

重要なのは自分で選択をさせて
「自己決定感の欲求」
を満たしてあげることでしょう。

 

 

人の脳は自分で選んで、手にしたものに対しては
「ものすごく高い価値を付ける」
という性質があります。

 

 

こんな便利な脳のメカニズムを利用しない手は無いでしょう。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

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今日は「モチベーションを上げる方法」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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