あなたも簡単に行動を先延ばしをしてしまう理由「先延ばしの原因と対策法とは?」

2023.01.30

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

「後でやろう…」はなぜ簡単に起きてしまうのか?

 

 

今日は
「行動を先送りさせるメカニズム」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたが行動の先送りをするのは「脳のメカニズム」による

②先送りは行動を止める最も強い動機だった!?

③あなたを先送りのメカニズムから逃す簡単な方法「2つの情報を与える」

 

 

■あなたが行動の先送りをするのは「脳のメカニズム」による

 

 

あなたは行動を先送りしたことがありますか?

 

 

よくある例は
「トレーニングするためにジムに通う」
というときです。

 

 

ジムの会員になった直後は
「せっせと通う」
ことでしょう。

 

 

しかし、少し経つと雰囲気が変わります。

 

 

雨が降っているから明日でいいや

今日は仕事で少し疲れたから今度にしよう

今日は見たい配信があるから来週にしよう

 

 

様々な理由を付けて先送りをします。

他者から見れば全く正当性などありません。

 

 

しかし本人にしてみたら
「非常にまっとうな理由」
として受け入れているはずです。

 

 

都合の良いことばかり正当化するのは
「人の脳のメカニズム」
の一つだからです。

 

 

■先送りは行動を止める最も強い動機だった!?

 

 

先送りというのは
「行動を止める最も強い動機」
です。

 

 

やろうと思っていたことを
「やめる」
というのは実は難しい決断です。

 

 

脳の中でも不一致が起きてしまうので
「切り替えるためにかなりの負荷がかかる」
からです。

 

 

人の脳は負荷がかかることを極端に嫌います。

できるだけ楽な思考をさせようとします。

 

 

その為、先送りは
「今はやらないけれど、あとでやる」
という最高の言い訳の行動になるのです。

 

 

仕事でも言い訳に使われる強力な言葉です。

 

 

上司から依頼された仕事が出来ていない時
「後でやろうと思っていて…」
と答える人もいるでしょう。

 

 

しかしほとんどのケースで
「言われるまで忘れていた」
ことでしょう。

 

 

言い訳の心理は
「やっていない自分を無能と認定したくない」
というのが一番強い動機です。

 

 

本人は取り繕うためと思っているかもしれませんが
「本当は自己否定したくない」
という心理から導かれる言葉です。

 

 

そして今日も自分を守るために
「先送り」
を続けていることでしょう。

 

 

■あなたを先送りのメカニズムから逃す簡単な方法「2つの情報を与える」

 

 

最後に
「先送りのメカニズムから逃れる方法」
に触れてみましょう。

 

 

先送りをしてしまうのは
「自己防衛の一種」
なので非常に優しく感じてしまいます。

 

 

断ち切るためには
「細かく区切る」「数値化」
という2つの方法が効果的です。

 

 

冒頭に触れたジムの例で挙げてみましょう。

 

 

ジム通いを細かく区切るというのは
「カウント期間を短くする」
ということです。

 

 

例えば
「月に〇〇回」
としているのを短くするということです。

 

 

週に1回とする

3日に1回とする

期間を短くするだけで先送りが防げます。

 

 

例えば3日に1回とした際は
「先送りできる日が1日しかない」
となるので、スケジュールも見えてきます。

 

 

すると
「今日しかできない」
となった場合、仕方なくジムの準備を始めるということです。

 

 

次の数値化を見ていきましょう。

 

 

最近のジムは
「サブスクリプション形式」
が多くなっています。

 

 

例えば8.000円/月だとします。

 

 

週1回通うと
「2,000円/回」
という計算になります。

 

 

ただしサブスクリプションのジムに通う人が
「平均8回」
だったどう思いますか?

 

 

8回通う人は
「1,000円/回」
でジムを利用していることとなります。

 

 

既にあなたは4,000円も損をしていることになります。

4,000円あったら何が出来るでしょうか?

 

 

有料の音楽や映像コンテンツ

楽しい友人や恋人との会食

家族を喜ばせるケーキやお花

ちょっと気になっていた服

 

 

あなたが平均より少ない回数だっただけで
「上記が手に入らない損をしている」
ということです。

 

 

そして
「ちょっと面倒だか先送りしよう」
としたら損失はさらに大きくなります。

 

 

あなた自身が
「平均より劣っている自分を認め、損失を拡大する」
ということを受け入れるなら、先送りも良いでしょう。

 

 

先送りしようとした際に
「ほんの少し情報をあなたの脳に与えるだけ」
で先送りの気落ちは消せます。

 

 

今日の記事は
「セルフマネジメント」
の内容でしたが、ビジネスでも使える内容です。

 

 

特にお客様を動かす「営業」

部下の行動を創る「マネジメント」

2つの領域では強力な武器となります。

 

 

具体的なな方法は
「行動創造理論」
に触れてみてください。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
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今日は「行動を先送りさせるメカニズム」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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