本日の記事の見出し
自分自身の意思決定と他人へのアドバイスは答えが異なる!?
今日は
「自分事と他人事」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■人から相談を受けた際に「やってはいけない5つのこと」
あなたは人からアドバイスを求められることはありますか?
仕事の進め方
進路の決め方
恋愛の決断
相談されやすい人もいれば、相談されにくい人もいるでしょう。
相談を受けた際に
「やってはいけない5つのこと」
があるのですがご存じですか?
1話を遮る
2自分の意見を押し付ける
3感情的になる
4正論を押し付ける
5ネガティブなことを一緒に話す
相手が求めているのは
「相談」
であり意見ではありません。
相談をする目的の根本は
「自分の考えを肯定してもらいたい」
です。
あなたの意見を求めているのではありません。
■人はアドバイスの時に簡単に意見を変えることを示した実験
人がアドバイスをするときに
「1つの傾向」
が存在します。
自分の意見を述べたとしても
「異なる意見」
として相手に届けられることが多くあります。
ある実験があるので見てみましょう。
学生たちに
「卒業後の進路について」
を調査しました。
あなたは次のうちどちらを選びますか?と質問をします。
A
ずっと準備をしてきた堅実な仕事
最初はたいへんだが、将来的には高収入と社会的地位が約束されている
B
ずっと興味を持ち続けていた仕事
収入や社会的地位は期待できないが、充実感はものすごく高い
この実験の結果でBの仕事と答えた人は
「66%」
の学生でした。
そして、同じ条件ではあるものの
「質問内容」
を変えて尋ねます。
「親友にはどちらの仕事を進めますか?」
すると
「83%」
の学生がBの仕事を進めると答えました。
つまり人は
「自分のことは安定志向」
となるということです。
どうしても目の前の
「損失回避」
が優先されることとなります。
しかし他人のこととなるとバイアスが外れ
「何をするのが後悔しないか」
という観点で見ることが出来るということです。
■自分事は保守的で、他人には後悔しない選択を勧める
上記の実験結果を知っておくことは重要です。
自身の意思決定の際に
「人にアドバイスするとしたらどうするか?」
と客観視できるからです。
自分事の意思決定では
「損失回避バイアス」
が必ず働き、安全であることを優先します。
無意識のうちに
「どちらが魅力的かよりも、どちらが安全か」
を考えるように脳は指示を出そうとします。
自分事の場合は
「保守的な意思決定がされやすい」
と覚えておくだけで良いでしょう。
他人へのアドバイスの際にも
「実験のこと」
を伝えても良いでしょうか。
私は個人的には行っています。
脳のメカニズムの説明をした方が、相手が選択している理由を知ることが出来るからです。
自分事だと安定志向になる
他人事だと後悔が無い選択を志向する
上記を伝えれば
「アドバイスの意見の真意」
も理解されるでしょう。
友人からの相談だけではありません
コーチング技術としても活用できます。
また
「1on1ミーティング」
においても重要な技術となります。
脳のメカニズムを理解し
「届ける情報を変換する」
ことで、相手の正しい行動を導けるようになります。
もちろん営業の商談でも一緒ですね。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
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営業研修
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-
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今日は「自分事と他人事」というテーマに触れてみました。