今日は
「伝えるチカラ」
をテーマにしてみたいと思います。
実は
「聴くチカラ」
の続編です。
昨日の記事はこのような記事でした。
ピラミッド構造でコミュニケーションを考える。
という内容でした。
実は
「ピラミッド構造で考える」
というのは聞く側だけのものではありません。
コミュニケーションの組み立てなので
「伝える側」
にも必要な考え方です。
言い換えればピラミッドは
「伝えるチカラ」
にもなるということです。
ピラミッド構造はこのようなものでした。
「主張→根拠→情報」
この順番で伝えれば、
「相手の理解」
を得ることができます。
そうすれば。相手の
「次の行動」
を生み出すことができるということです。
何度も出てくるA氏の主張で
「ピラミッド構造のプレゼンテーション」
を見てみましょう。
このようなプレゼンテーションなります。
(主張)「新機能を追加すべきです。」
なぜならば
(根拠)「競合に後れを取らないためです。」
なぜそう考えるかというと
(情報)「競合が新製品を投入するという情報があるからです。」
だから
(根拠)「競合に後れを取らないことが必要です。」
だから
(主張)「新機能を追加すべきです。」
このようなプレゼンテーションになります。
「主張」から始まる
「根拠」と「情報」に落とし込む
「主張」に戻ってくる
という構成です。
わざと強引に
「接続詞」
を付けたので違和感を感じたかもしれません。
しかしピラミッド構造では
「接続詞」
を考えることが重要です。
「主張→根拠→情報」
に落とし込むときには
「なぜ、Why」
という接続詞で考えます。
「情報→根拠→主張」
と考えるときには
「だからなに、So What」
という接続詞で考えます。
そうすると、相手の理解が創造されることになります。
ここでポイントなのは
「主張から伝える」
ということです。
周辺の情報から伝えると聞き手は
「だからなに?=何を言いたいの」
という反応になります
プレゼンテーションのテクニックとして
「結論で挟む」
というものがあります。
よくあるプレゼンテーションで
「何を言っているかがわからない」
というものがあります。
このようなプレゼンテーションを聞いたことはあるのではないでしょうか?
これは
「主張すべきこと」
「周辺の情報」
が結びついていない状態です。
「全ての根拠や情報がバラバラになっている」
と言える状態です。
その結果どうなるかというと
「何を言いたいのかわからない」
ということになります。
「ピラミッドで構築する」
「全ての情報と根拠は主張に結びつける」
「主張で挟む」
こうすることで、相手の理解を飛躍的に得ることができます。
「伝えるチカラ」
としてもピラミッド構造で考えてみてはいかがでしょうか?
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤