今日は
「表現方法」
というテーマに触れてみたいと思います。
街を歩いていると
「飲食店の看板」
にいろいろ出会うと思います。
ランチメニュー
お勧め料理
お得なプラン
様々な内容があると思います。
その中で
「目に留まったもの」
はどんな看板でしょうか?
例えばカフェの前を通ったとき
A「おいしいコーヒーあります」
という看板があった場合と
B「どこまでも豊かな香りが広がるコーヒー」
という看板があった場合
どちらに目が留まるでしょうか?
おそらくBだと思います。
なぜBに惹きつけられるかというと
「五感を刺激している」
という理由です。
単純に説明ではなく
「感覚で想像させる」
という表現となっています。
五感を刺激するというのは
「本能に働きかける」
という効果があります。
視覚
ツヤツヤ、鮮やか、オレンジなど
聴覚
じゅーっと、シュワシュワ、パチパチなど
嗅覚
香ばしい、芳しい、ほんのり甘い香りなど
触覚
ふんわり、とろとろ、ほかほかなど
味覚
甘酸っぱい、こってり、芳醇など
こんな表現です。
このような表現を入れると
「人の目にとどまり、記憶に残りやすい」
ということになります。
これは
「飲食店」
に限ったことではありません。
どんな商品・サービスでも
「五感に訴えるプレゼンテーション」
というのは有効です。
人は
「説明では納得する」
ということにとどまります。
行動心理学では
「感情が動いたときに物を買う」
ということが明らかになっています。
企画書の中
プレゼンテーションの中
で
「五感を刺激するキーワード」
をいれると成功率が高くなるでしょう。
最後に
「五感の表現方法を身につけるトレーニング」
をご紹介いたします。
レストランでもカフェでも良いです。
待ち合わせの時間でも良いです。
「1分間目を閉じる」
ということをしてみてください。
そしてその時
「まず音に集中」
します。
どんな音が聞こえてくるでしょうか?
お店の人の声
BGM
食器が鳴る音
次に
「香り」
に集中します。
どんな香りがしてくるでしょうか?
コーヒーの香り
フレグランスの香り
バターの香り
そして
「触覚」
に集中します。
テーブルの質感
食器に触れた感覚
ベンチの固さ
もし
「味覚」
も試せるなら集中します。
水の味
コーヒーの苦みと酸味
パンを口に入れたときの甘さ
そして最後に
「目を開けてみます」
きっと見慣れた景色が
「いろいろな色となって飛び込んでくる」
そんな感覚になるのではないでしょうか?
これを繰り返していくと
「五感に訴える表現力」
というものが身につくと思います。
ぜひ、今日のランチの時間に試してみてください。
今日は
「表現方法」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤