今日は
「競合情報」
というテーマに触れてみたいと思います。
皆さんの会社の競合は?
この質問にすぐに答えられますか。
もしかしたら
「適切な答え」
はすぐに出ないかもしれません。
ただこれは
「多くの企業に見られる現象」
でもあります。
ビジネストレーニング
コンサルティング
これらの場面で
「競合情報」
に触れることはたくさんあります。
ビジネスを行う上で必須事項だからです。
ただ残念なことに
「すんなりと出てくる」
ということはそれほど多くありません。
「競合情報がないということに気づく」
このことで前に進めるので解決はするのですが・・・
「そこまでの時間」
を考えると非効率だった部分も否めません。
また
「競合情報はあります」
という企業でも出てくるものが決まっています。
特にメーカーに多いのですが
「機能比較表」
です。
これはこれで必要なものですが
「=競合分析」
とはなりません。
非常に細かい部分での競合情報です。
ではどんな点を見ていけば良いでしょうか?
コンサルティングで使っているものをご紹介いたします
「事業戦略」
という視点で見ると下記の項目が必要です。
「競合分析ポイント」
1業界内の地位
2業界内シェア
3対象顧客層
4差別化要素
5マーケティング戦略
6強み/弱み
これらの項目で整理が必要です。
上記6つのポイントを基に
戦う相手か
すみ分ける相手か
これらを判断することが大切です。
今の市場は
「顧客のニーズ」
が細分化されています。
そのニーズに対して
「発揮できる強み」
も異なります。
そうなれば
「競合」
も変化します。
その
「変化を見つけていくことがビジネスでは重要」
であることは言うまでもありませんね。
森の中で生活するとしても
「全ての生物が競合」
というわけではありません。
その中には
「協働する動物」
も存在します。
分析からこのような見極めも大切です。
ただ1つこの言葉だけは使わないでください。
「競合がないんだよね」
という言葉です。
稀にこの言葉を聞きます。
この言葉が出るならば、競合が無いのではなく
「その製品サービスにニーズがないのでは?」
と思ったほうが良いかもしれません。
人は購買行動を行う前に
「比較して選択する」
というプロセスを経ています。
「競合がない」
と自ら言ってしまうというのは
顧客の
「選択肢に挙げられていない」
だけかもしれません。
そのような思い込みはさっさと捨てたほうが良いでしょう。
一度あらためて
「競合情報の棚卸」
を行ってみてはいかがでしょうか?
今日は
「競合情報」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤