
今日は
「OJTの弊害」
というテーマに触れてみたいと思います。
1オン・ザ・ジョブ・トレーニングとは
2OJTの弊害
3成長に一番適した方法
教育方法の1つに
「OJT」
があります。
オン・ザ・ジョブ・トレーニングの略で
「職場で実務をさせることで行う従業員の職業教育」
の意味を持ちます。
「企業内教育手法」
の1つで多くの企業で採用していることです。
簡単に言えば
「現場で先輩について憶えてください」
ということです。
しかしこの方法には
「いくつか弊害」
が存在することはご存知でしょうか?
まず
「先輩社員の能力の制限」
です。
「見て覚える」
という性質上、見せる側の能力によって
「効果が制限される」
ということです。
もう1つは
「固定概念が簡単に作られる」
ということです。
OJTでは
「同じやり方が踏襲されていく」
ことになります。
そうすると
「そのやり方が当たり前」
ということになります。
「その企業特有のスタイル」
が出来上がります。
トレーニングで様々な企業を見てきましたが
「なぜ、そんなやり方?」
というものに出会うことがあります。
そういった企業の多くは
「外部の営業研修」
をやったことがないという答えが返ってきます。
最後にOJT研修の
「最悪」
に触れてみましょう。
何だと思いますか?
それは
「行動を奪う」
ということです。
OJT方式では
「できるようになるまで見守る」
ということになります。
言い換えれば
「できるまでやらせない」
といえます。
そしてOJT期間が終了して
「何ができて何ができないかわからない」
という状態で、自分で活動をすることになります。
本来やるべきこと
本来できること
が失われてしまうことになります。
成長には
「とりあえずやってみる」
が一番です。
外国語で一番上達が早いと言われているのが
「海外で生活する」
というのと一緒です。
知識がないからできない
やり方がわからないからできない
と言っていたら、いつまでたってもスタートしません。
「できるようになる前にやる」
というのが一番です。
私もトレーニングでは
「突発的に課題に取り組む」
というメニューを入れています。
その時の反応で
「一番強みと弱みがわかる」
からです。
そこがわかってしまえば
「活用できる強みを伸ばす」
「絶対に克服しなければならない弱みを改善する」
というアプローチをすればよいだけです。
海外にいきなり行っても
「どうにか生活ができる」
という話は聞いたことがあると思います。
「人の適応能力」
は本来ものすごく高いですからね。
「まずやる」
これが成長の一番の方法だと思いませんか?
今日は
「OJTの弊害」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤