「競争を科学で見る」予測を裏切る真逆の結果が

2018.03.19

 

今日は

「競争を科学で見る」

というテーマに触れてみます。

 

 

これまで

 

競争が組織に持ち込まれるのは5つのメリットがあるから

一方で競争に必ず存在する5大デメリット

 

これらの記事で

「競争」

に触れてきました。

 

 

組織において競争には

「メリットもデメリットもある」

ということです。

 

 

今日はもう少し個人のパフォーマンスを

「競争を科学的」

に見ていきたいと思います。

 

 

アメリカ・テキサス大学の

「ロバート・ヘルムライク教授」

たちの研究です。

 

 

教授たちは

「モチベーションを3つ」

に分けました

 

 

1興味・関心・満足

2有能感

3競争意識

 

 

この3つの相関関係で

「どの状態がより大きなパフォーマンスを発揮するか」

というのを分析したものです。

 

 

「大学生」

を対象に研究を行いました。

 

 

どの状態でいる学生が

「成績が高いか」

というものです。

 

 

結果は

1興味・関心・満足

2有能感

この2つは極めて似た傾向を示しました。

 

 

しかし

「3競争意識」

は成績に大きな違いがあることがわかりました。

 

 

この結果が

「非常に興味深い結果」

となりました。

 

 

整理をすると

「4つのパターン」

に当てはまります。

 

 

A 興味・有能感が高く、競争意識が低い

B 興味・有能感が高く、競争意識が高い

C 興味・有能感が低く、競争意識が低い

D 興味・有能感が低く、競争意識が高い

 

 

 

 どんな結果になったでしょうか?

 

 

一番得点が低いのは

「C」

です。

 

これは想像がつくと思います。

何もモチベーションがない状態です。

 

 

しかし一番得点が良いのは

「1,2,3全てが高い B」

ではありません。

 

 

むしろ

「2番目に低い得点」

という結果になりました。

 

 

順番で見ると

「A⇒D⇒B⇒C」

という結果です。

 

 

ものごとに

「興味・関心、有能感が高い」

という状態であれば、

 

「競争意識はパフォーマンスの邪魔となる」

ということです。

 

 

競争を意識するあまり

「本来の能力が阻害される」

「苦手意識を感じた時、劣等感を感じる」

ということになるのでしょうか?

 

 

これはヘルムライク教授たちも言及を避けています。

 

 

ただ、

「興味、関心、有能感が低い」

 

この場合には

「競争意識が有効に働く」

ということも明らかになっています。

 

 

ただこれは

「男性」

に限った現象のようです。

 

「女性」

にとって競争意識はさほど影響がないという結果が出ています。

 

 

「マネージメントの観点」

でこの結果は大いに参考になりますね。

 

 

パフォーマンスを上げるには

「競争」<「興味、関心、有能感」

ということになります。

 

 

安易に

「競争を持ち込むとパフォーマンスが落ちる」

という科学をマネージャーは覚えていた方がよさそうです。

 

 

今日は

「競争の科学」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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