【ビジネス寓話シリーズ】「聞き耳頭巾」教訓はビジネスの基本

2019.10.13

 

人気のビジネス寓話シリーズ

 

 

今日のお話は

「聞き耳頭巾」

です。

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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お爺さんが柴刈りから帰る途中、

子狐がぶどうをとろうとしていました。

 

子狐は足が悪いらしく上手く取れません。

 

そこでお爺さんがぶどうをとってあげました。

子狐は嬉しそうにして、いつまでもお爺さんの後ろ姿を見送っていました。

 

ある日、お爺さんが町まで出かけて遅くに帰ってくると

「先日の子狐」

が手招きをしています。

 

お爺さんはついていくと

「お母さんぎつねのいる家」

に案内されました。

 

お母さんぎつねは息子のお礼にと

「なにやら汚らしい頭巾」

をくれました。

 

翌日、お爺さんが薪割りをしていると

「懐から頭巾」

が落ちたので、ためしにそれをかぶってみました。

 

すると

「雀の話し声」

がわかるようになりました。

 

「これは不思議な頭巾だ!」

と言って、それ以来お爺さんはいろいろな動物の話を聞いて楽しんでいました。

 

そんなある日

「木の上で二羽のカラス」

が話しているのを聞きました。

 

その話は

「長者の娘の病気」

についての話です。

 

カラスによると

「病気の原因はくすのきの祟り」

によるものだといいます。

 

そこでお爺さんは長者の家を訪ねました。

蔵の中に泊まって、外でくすのきが話しているのを聞きました。

 

くすのきが祟っているのは

「新しい蔵がくすのきの腰の上に立っているから」

だとわかりました。

 

翌日、そのことを長者に話しました。

 

早速蔵をどかすと

「娘はすっかり元気」

になりました。

 

喜んだ長者はお爺さんにたくさんの褒美をあげました。

お爺さんは狐の好きな油揚げをどっさり買って帰りました。

 

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■この話の教訓は「ビジネスの基本」

 

「相手の話に耳を傾ける」

ことがビジネスそのものと言っても良いでしょう。

 

こう言われれば

「当たり前だ」

と皆さん言いますが、実際は自分の話ばかりしていませんか?

 

営業研修の受講者でも

「何を聞くか」

ではなく

 

「何を話すか?」

と考える人が多いことに驚きます。

 

 

ただし

「お客様のお声」

を聞けたとしても十分ではありません。

 

それは

「お客様自身が正しいこと言っているわけではない」

ことが多いということです。

 

わざと本心を隠すということもありますが

「その多くは脳の自動システム」

によってお客様自身も気づかないうちに間違っています。

 

 

今の市場で求められることは

「お客様の声を聞き答える」

だけではありません。

 

必要とされているのは

「お客様を正しい行動に導く」

ということです。

 

お客様自身も

「何が課題なのか」

「どうすればよいか」

がわかっていません。

 

そのために必要なことは

「行動のメカニズム」

「脳のメカニズム」

を十分理解し、先回りする行動を取ることです。

 

経営者

営業

マーケティング

技術

 

これからの市場で

「全ての人に求められる能力」

です。

 

 

■同じシーンでも視点が変われば違う教訓

 

この寓話の冒頭のシーンで

「イソップ童話」

では違った展開になります。

 

ブドウが取れなかったキツネは

「あのぶどうはおいしくなかった」

と負け惜しみをいう話です。

 

「認知的不協和」

という心理効果のお話です。

 

こちらのお話もぜひご覧ください。

【ビジネス寓話シリーズ】キツネとぶどう 本当は正しいキツネの行動

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「聞き耳頭巾」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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