
今日は
「差別化」
というテーマに触れてみたいと思います。
ビジネスの世界では
「お客様に選ばれ続ける」
という必要があります。
お客様は購買心理上で
「必ず比較」
をします。
そこで企業は
「他社との差別化」
ということを示していかなければなりません。
なので企業は
機能であったり
品質であったり
の差を作ろうとします。
ビジネストレーニングの中でも触れるテーマですが
「中々差別化ポイントがない」
と受講生がいうことがあります。
商品やサービスによっては
「違いが見えにくい」
というものがあるのかもしれません。
果たしてそうでしょうか?
1つクイズです。
2頭のポニーがいます。
どこにでもいるポニーです。
このポニーを
「娘のために買ってやりたいという農場主」
に提案をします。
Aのポニーは750ドル
Bのポニーは500ドル
です。
では
「Aのポニーを購入してもらう」
にはどうしたらよいでしょうか?
製品の機能は変わりありません。
しかし値段は約3万円高い。
こんな状態です。
Aのポニーを購入してもらうには
「別のサービス」
を付加すればよいのではないでしょうか?
例えば
1か月分の牧草をつける
お試し期間を設ける
自宅までポニーを運ぶ
週1回世話の仕方を娘に教えに行く
という具合です。
製品そのもので
「差別化をしなければならない」
というルールはありません。
お客様に選ばれるために
「何が必要か」
を考えればよいでしょう。
マーケティングにおいて
差別化ポイント
競争優位性
というのは非常に大切なポイントです。
ただしそれが
差別化かどうか
優位性かどうか
を判断するのは企業側ではありません。
これを判断するのは
「100%お客様」
になります。
「当社の製品は他社と比べてここが違います!」
「当社のサービスはここまでやらせていただきます!」
このようなセールストークをよく見聞きします。
もしかしたら皆さんも
「だからどうした」
という風に思った経験があるのではないでしょうか?
ある特徴が強みかどうかを判断するのは
自分たちではありません
競合でもありません
「お客様のみ」
です。
いつでも真ん中に来るのは
「お客様にとっての価値」
となります。
それを実現することでなければ
「どんなに優れていたとしても、価値はない」
ということになります。
皆さんの製品/サービスの
「差別化ポイント」
はお客さんの中にあります。
今日は
「差別化」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤