あなたも使っているTODOリストは、生産性向上に全く意味がないという事実

2023.03.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

多くの人が活用しているTODOリストは意味がない

 

 

今日は
「役に立たないTODOリスト」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①TODOリストの真実「生産性向上には全く効果がなかった!?」

②アンケート提出の実験「声のかけ方を変えるだけで提出率が3倍に!?」

③あなたの動かないTODOリストを一瞬で活性化する方法

 

 

■TODOリストの真実「生産性向上には全く効果がなかった!?」

 

 

あなたは
「TODOリスト」
を活用していますか?

 

 

やるべきことをリスト化し、順番に行っていくことをサポートするツールです。

 

 

1か月

1週間

1日

それぞれの単位でリストを作っている人もいるかもしれません。

 

 

やるべきことが一目でわかり、優先順位もつけやすいとなります。

タスクが多い人は無料アプリなどを活用している人いるかもしれません。

 

 

ただ実はTODOリストはあまり意味がありません。

仕事のヌケモレを防ぐ効果くらいはあるかもしれませんが、生産性の向上には寄与しません。

 

 

効果が期待できない理由は
「行動メカニズム」
にありました。

 

 

■アンケート提出の実験「声のかけ方を変えるだけで提出率が3倍に!?」

 

 

スタンフォード大学の
「心理学者エイモス・トベルスキー」
の実験に答えがあります。

 

 

トベルスキーは学生たちに
「アンケートを提出してくれたら、謝礼に5ドル支払います」
と持ち掛けます。

 

 

ただし声がけを2つのグループで変えました。

 

 

Aグループ「提出期限を示さない」

Bグループ「締め切りは5日後」

 

 

アンケートの内容と報酬は全く一緒です。

異なる点は締め切りを提示したかしないかだけです。

 

 

さて結果はどうなったでしょうか?

提出率に3倍ほどの差が生じる結果となりました。

 

 

締め切りがないグループ「提出率25%」

締め切りが5日後のグループ「提出率66%」

 

 

締め切りの有無だけでこれだけの差が生じました。

 

 

ここまで差が出る理由は
「行動メカニズム」
が関係しています。

 

 

人の脳は期限が見えないものに対しては
「集中しない」
ようにできています。

 

 

不測の事態に対応するために
「思考の領域を開ける」
ことを無意識に行います。

 

 

緊急時に備えておくために
「緊急性がないことは放置する」
というメカニズムです。

 

 

■あなたの動かないTODOリストを一瞬で活性化する方法

 

 

さてTODOリストに話を戻しましょう。

 

 

もしかしたら学生たちも
「アンケートを提出する」
とTODOリストに記入したかもしれません。

 

 

しかし
「Aグループは75%の人が放置をした」
こととなります。

 

 

「TODOリストが意味をなさないことを示した」
といっても良いでしょう。

 

 

自らのタスクに締め切りを創るということは
「いつやるのか?」
というスケジューリングを同時に行うことになります。

 

 

日時を設定することで
「脳は緊急性のあるもの」
と認識をするようになります。

 

 

例えばお客様とのアポイントをすっぽかす人はいないでしょう。

日時を明確に設定をするからです。

 

 

しかし
「また今度お打合せしましょう」
という約束では、面談が行われることはありません。

 

 

TOTOリストを意味のあるものにするのは簡単なことです。

締め切りを一緒に入れればよいだけです。

 

 

「週1回〇〇をする」
というのは数値化もされて具体的な項目に見えるかもしれません。

 

 

しかしいつやるかは明示されていないので
「ほかの突発的な対応で後回しになる」
というのが大多数の人の行動です。

 

 

また
「新しい企画を考える」
というリストも決して消えることはないでしょう。

 

 

今週も来週も、1か月後もそのままです。

重要な項目ではあるものの、緊急性がないため先送りされリストにだけ残る状態です。

 

 

これはどのように対処すればよいでしょうか?

 

 

「新しい企画を考える」
というタスクの設定が間違っています。

 

 

新しい企画を立てるためには
「かなりの時間と労力がかかる」
ことは容易に想像できます。

 

 

だから行動が生まれないのです。

 

 

確実に実行するならば
「企画を立てるための手順」
を細かく出して、細分化をすることから始めてください。

 

 

メッシュを細かくしたうえで
「締め切り」
を設定すればよいでしょう。

 

 

たったこれだけで
「リストの活性化」
は簡単に実現できます。

 

 

行動マネジメントのレベルに落とし込むには、もう少し工夫が必要です。

 

 

行動創造理論によるマネジメントトレーニングを受講した方は、すでに技術を手にしていますね。

自分自身と組織の生産性が飛躍的に上げることを実現しているでしょう。

 

 

ビジネスにおいて成果を出すには
「脳のメカニズムを先回りする」
ことがもっとも単純で、最も早いアプローチです。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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新規案件数が10倍に増えた

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売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

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今日は「役に立たないTODOリスト」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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