あなたの「師匠」は? 覚えておきたい孔子の2つの言葉

2018.07.10

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「師匠」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

師匠というと

「年長者」

というイメージがあると思いますが、そういうことではありません。

 

 

「学び」

「気づき」

という観点で考えた時

 

 

年齢

ポジション

職業

といったことは、一切関係ありません。

 

 

もしそうならば

「年を重ねることで学びの機会」

は存在しなくなるということになります。

 

 

ただ

年を重ねる

ポジションが上がっていく

独立して経営者になる

 

 

こうすると

「中々、意見がもらえない」

となることが往々にしてあります。

 

 

さらにこの環境に慣れると

「違った意見をぶつけてくれる人」

「叱ってくれる人」

「アドバイスをしてくれる人」

が煩わしいこととなるかもしれません。

 

 

経営のトップにもなれば面と向かって

「こうしたほうが良い」

「それは違うと思う」

と言ってくれる機会はなくなります。

 

 

孔子の言葉でこんな言葉があります。

 

 

『子曰く、異端を攻(おさ)むるは斯(こ)れ害あるのみ。』

 

 

自分と異なる考えを持つ人を

攻撃しても、害があるばかりだ

という意味の言葉です。

 

 

自分と違う意見を持つ人こそ

自分を成長させてくれる存在ということです。

 

 

どんなに自信を持ったとしても

迷うとき

間違うとき

というのはあると思います。

 

 

そんな時に

「いろいろな師匠」

に囲まれていたら素晴らしいと思いませんか?

 

 

しかし

「自分が大きくなればなるほど」

師匠は自然と減っていくということになります。

 

 

その為には日々

「意識して学びの機会を手にしていく」

必要があるのだと思います。

 

 

私自身も100人を超える

セミナー

講演

をさせていただくと、貴重な意見をいただきます。

 

 

アンケートに

「耳障りだ」

「そんなことを言われなくてもわかっている」

という厳しいお言葉をいただく機会もございます。

 

 

大半が好意的なご評価をいただく中で、本当に特別なご意見です。

 

 

それで私が

「その人がわからないのなら仕方がない」

と耳を塞いでしまうのは簡単です。

 

 

しかし

「わざわざアンケートに答えてくれた」

「耳障りと思うまで聞いてくれた」

ということが事実です。

 

 

そこから、こんな意見が出たならば

「もっと改善できるところがある」

「次はそう思われないように、変えてみよう」

と学びの機会にしようと強く意識をしています。

 

 

もしそれでも

「人に意見されるのが好きではない」

という方のために

 

 

最後にもう1つ

「孔子の言葉」

をご紹介しておきます。

 

 

『子曰く、郷原(きょうげん)は徳の賊(ぞく)なり』

 

 

誰からも善人とされるような人間は、徳を害する賊である。

 

 

つまり誰からも意見をされない人は

「ただの八方美人」

で徳を害するということです。

 

 

「違う意見を言われたほうが素晴らしい!」

ということですね。

 

 

普通に時を重ねていけば

「師匠」

は周りからいなくなります。

 

 

しかし意識をした瞬間に

「師匠」

はどこでも見つけられることに気づけることでしょう。

 

 

直接的な意見

セミナーやトレーニング

書籍

様々な機会があるはずです。

 

 

意識して

「師匠」

に触れていきたいですね

 

 

またしっかりと意見を伝えて

「誰かの師匠」

にもなっていかなければならないと思います。

 

 

今日は

「師匠」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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行動創造理論第一人者
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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