本日の記事の見出し
あなたの組織ではどちらのタイプが多いですか?
今日は
「現実主義者と楽観主義者はどちらが優れているか」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■ポジションでわかる「現実主義者と楽観主義者」の違い
組織のメンバーを2つにわけるとどうなるでしょうか?
A 楽観主義者
B 現実主義者
あなた自身はどちらに入りますか?
そして組織の人間はどちらが多いでしょうか?
組織では経営幹部に近づくほど
「楽観主義者が多くなる」
傾向があります。
理由はポジションをつかんだ人の方が
「成功体験が多いから」
です。
なぜ成功体験が多いと楽観主義となるのでしょうか?
人が意思決定をする際は
「目の前の情報」×「過去の記憶」
から導きます。
過去の記憶において成功体験が多いということは
「今回も大丈夫だろう」
と考えることとなります。
その為、楽観主義となります。
また楽観主義者の方が
「成功をつかむ可能性が高い」
というデータもあります。
成功をつかむために不可欠な要素は何でしょうか?
言うまでも無くリスクを負うことです。
現実主義者はリスクを想定したとき
「避ける手段」
が真っ先に思い浮かびます。
マイナスは無いけれど大成功は収めにくいでしょう。
一方で上に行くタイプはリスクを取るタイプです。
リスクを想像したときでも大丈夫だろうと考えます。
もちろんそのリスクをかぶることもあります。
ただし乗り越えたときには大きな成果を手にしています。
その結果、企業を成功させたり、ポジションが上がったりします。
■楽観主義には「良い楽観主義」と「悪い楽観主義」がある
良い楽観主義
悪い楽観主義
楽観主義でも2つに分かれます。
ではどのような楽観主義者が
「良い楽観主義」
となるでしょうか?
モノゴトにおいて
「未来をコントロールできるかできないか」
を見極めることが重要です。
自身の手でコントロールできる領域であれば
「楽観主義のチカラ」
は存分に活かされます。
しかし自分ではどうしようもない領域もあります。
その領域で楽観主義となると致命的になる可能性があります。
【自分がコントロールできる領域】
製造コスト
市場から見た価格の設定
目標とする市場占有率
上記は目標値を楽観的に設定しても良いでしょう。
チームの士気の向上や目標の明確化が期待できます。
【自分がコントロールできない領域】
市場規模
競合の活動
市場価格の変動
為替レートの変動
パンデミックなどの市場変化
その他、無数の不確定要素が存在します。
上記の領域で楽観主義を発揮すると
「自分にとって都合の良い思い込み」
でしかありません。
リーダーに必要な資質の1つとして
「区別すること」
があげられます。
■悪い楽観主義から避けるための最も簡単な方法
ではどのように区別すればよいでしょうか?
これは非常に簡単です。
目標や計画シートにおいて
「明確に区別しておく」
だけで思考をコントロールできます。
「人は型を決められると当てはめる」
という思考傾向があります。
例えば
「四角で囲われたマス」
に記入させると、書く量は人によって様々です。
しかし
「四角の中に3行入れておく」
だけで、多くの人が2行以上のことを書くようになります。
自信の思考を整理するには
「視覚情報」
に変えることが一番簡単な方法です。
・コントロールできる領域⇒楽観的でよい
・コントロールできない領域⇒中立的に考える
計画シートに記入しておくだけでも、思考は導かれます。
楽観的にならないためには
「下振れ要因」や「上手く行かないケース」
など仮説の反証をシーツに記載しておけばよいだけです。
私もコンサルティングでは
「ワークシート」
を用いて指導をしています。
最大の理由は正しくシートを作ることで
「思考のバイアスを避けることが出来る」
からです。
自分を過大評価する
計画を楽観視しすぎる
自分にとって都合の良い情報だけを集める
競争相手を過小評価する
無意識の意思決定から遠ざけることが出来ます。
人の脳は驚くほど優秀ですが
「ラクをしたがる」
という性質があるので、重要な場面では邪魔になります。
それを事前に取り除き
「正しい選択と行動を創り出す」
のが私の提唱している行動創造理論です。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
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行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
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今日は「現実主義者と楽観主義者はどちらが優れているか」というテーマに触れてみました。