今日は
「強みではないもう1つの理由」
というテーマに触れてみたいと思います。
強みというのは
「市場を開拓するチカラ」
と言い換えられます。
自分たちで
「強み」
と思っていても
競合と同等だったり
業界の当たり前
であったりすれば
「強み」
とは言えません。
【参考記事】
もう1つ
「強みと呼べないもの」
に触れていきましょう。
ではクイズです。
下記の強みと業界の最適な組み合わせはどれでしょうか?
「強み群」
A 生産性
B 販売・マーケティング
C 研究開発
D 廃棄率
「業界群」
1 生鮮食品
2 医薬品
3 製造
4 化粧品
業界に関わっている方であればすぐに答えられる問題です。
もし上記の業界が
「顧客」
であるなら答えておきたいところです。
答えは
A-3
B-4
C-2
D-1
です。
ちょっと考えてみればわかる問題だったかもしれません。
ここで記述した強みは
「業界ごとの重要成功要因」
といえるものです。
この重要成功要因とかけ離れたものも
「強み」
とは言えないのです。
つまり業界によって
「強みの要因の重要度」
というのは異なります。
例えば
「製造業」
の場合
「販売・マーケティングがウチの強みです」
といっても、市場開拓力になるか?
ということです。
また逆に営業する際も
「製造業の販売・マーケティングを強化します」
といってもなかなか受け入れられないかもしれません。
最後に
「意味のある強み」
を整理してみたいと思います。
経営学者のジェイ・B・バーニー
の提唱する4つの要因です。
1 その経営資源には価値がある
2 その経営資源は希少である
3 その経営資源は模倣が困難である
4 その経営資源は代替え不可能である
言ってしまえば
「当たり前のこと」
ですね。
強みとは
「価値があって他では真似できない」
ということです。
自分たちの強みは?
ということを整理するときには、上記のように考えると良いかもしれません。
今日は
「強みではないもう1つの理由」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤