たった1つの失敗ですべてをダメにする「どうにでもなれ効果」を回避する簡単な方法

2023.01.19

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「目標を達成させるためのコツ」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①人は誰もが目標を持って活動をしているが…

②「どうにでもなれ効果」があなたの目標達成を妨げていた!?

③意志のチカラよりももっと簡単な方法は「環境を整える」

 

 

■人は誰もが目標を持って活動をしているが…

 

 

人が社会的生活を送るうえでは
「目標」
を掲げて生活をしています。

 

 

数字の目標

納期の目標

プロジェクト遂行の目標

 

 

健康のための運動

ダイエットのための食事制限

禁酒禁煙

 

 

仕事においてもプライベートにおいても
「目標」
が与えられたり、自ら設定したりしています。

 

 

目標を達成するには
「監視の目」「強力な応援団」
が力になります。

 

 

しかしほとんどの人には
「監視や応援団はつかない」
という状況です。

 

 

1人でやり遂げる必要があります。

その為、なかなか達成できないということもしばしばあるのではないでしょうか?

 

 

■「どうにでもなれ効果」があなたの目標達成を妨げていた!?

 

 

達成が出来ない理由の1つに
「どうにでもなれ効果」
というものがあります。

 

 

どうにでもなれ効果とは
「小さな失敗のせいで自信を喪失し、絶対に達成できないという思い込み」
のことを指します。

 

 

数々の研究で明らかになっている
「人間の行動特性」
となります。

 

 

マリッサ・シャリフという研究者が
「キャプチャの実験」
を行いました。

 

 

実験参加者に
「あるWebサイトを訪れて、35個の苛立たしい課題に取り組んでもらう」
こととしました。

 

 

苛立たしい課題というのは
「応答者はロボットではなく人間である」
ことを示すキャプチャに対応するというものです。

 

 

チェックボックスを入れるならまだしも
「信号機の画像を選んだり、パズルのように画像を当てはめたり」
とかなり手間がかかるわりに、単調な作業です。

 

 

報酬として課題1つに対し1ドルが支払われます。

 

 

実験参加者は
「3つのグループ」
に分けられました。

 

 

A 1週間毎日課題を完了する

B 1週間のうち5日完了すればよい

C 1週間毎日課題を完了する、ただし2日までは非常措置で休んでもよい

 

 

どのグループにも、目標を達成すれば5ドルのボーナスが支払われます。

さて、どのグループが目標達成率が高かったでしょうか?

 

 

Aグループ 21%

Bグループ 26%

Cグループ 53%

 

 

非常に顕著な数字が示される結果となりました。

 

 

非常措置によって
「どうにでもなれ効果」
が回避されたことを示す実験結果です。

 

 

■意志のチカラよりももっと簡単な方法は「環境を整える」

 

 

目標達成を妨げる要因が
「どうにでもなれ効果」
です。

 

 

ジョギングを毎日しようと決めていたけれど
「天気の悪さや体調が重なり辞めてしまった」
ときに、もう駄目だと思ってしまう効果です。

 

 

どうにでもなれ効果は
「高い目標を掲げたときに起きやすい」
という特徴もあります。

 

 

高い志を持てば持つほど、発動しやすいということです。

 

 

行動変容の取り組みの厳格さが
「逆に目標達成率を大きく下げる」
ということです。

 

 

事前に回避をするための
「非常措置」
を講じておくという対策です。

 

 

「さぼっても良い」というものではありません。

 

 

やることは前提で、もし出来なかったときに
「2回までは良い」
という緩めた別ルールを持っておくということです。

 

 

お酒を減らそうとしても
「どうしても断れない飲み会」
に参加せざるを得なかった。

 

 

辞めていたタバコも勧められ
「飲んだ勢いで吸ってしまった」
かもしれません。

 

 

飲みかに参加したことで
「予定したジムにも行けなかった」
となりました。

 

 

全ての目標が1度に壊れたとき
「もう私なんてダメだ」
と自信を失ってしまいます。

 

 

しかし
「事前に非常措置のルール」
を授けておけばよいのです。

 

 

やむを得ない失敗で傷ついたエゴを癒せるということです。

 

 

どうにでもなれ効果は無意識な
「脳のメカニズム」
からくるものです。

 

 

先の実験では脳のメカニズムを先回りすることで
「31%も成功率を上げる」
という結果を示しました。

 

 

やり切ろうという決意よりも
「脳のメカニズムを先回りする環境」
を整えるほうが、行動変容には重要です。

 

 

もっと楽に、簡単に達成できるようになります。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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今日は「目標を達成させるためのコツ」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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