どれだけ気を付けてもミスをしてしまう理由「ヒューマンエラーの3つのパターン」

2022.09.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

あなたのミスも無意識のうちに引き起こされている!?

 

 

今日は
「ヒューマンエラーの3つのタイプ」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①人のミスやエラーは3,000年以上変わっていなかった!?

②1983年に考案されたヒューマンエラーの3つの分類法とは?

③■エラーは無意識のうちに引き起こしている、防ぐ方法はあるの??

 

 

■人のミスやエラーは3,000年以上変わっていなかった!?

 

 

3,000年以上の歴史から見ても
「ヒューマンエラーのパターン」
は変わっていないようです。

 

 

まず人間は誰しもがエラーを侵すということ。

そしてパターンも一緒ということ。

 

 

人間という生物の
「脳のメカニズムと思考パターンが一緒である」
ということを示しています。

 

 

ヒューマンエラーは
「注意力」と「習熟度」
をかけあわせて、パターン化できるようです。

 

 

デンマークのイェンス・ラスムッセンが1983年に考案した分類法があります。

 

 

■1983年に考案されたヒューマンエラーの3つの分類法とは?

 

 

・知識型エラー

・規則型エラー

・スキル型エラー

 

 

上記3つに分類できるようです。

 

 

【知識型エラー】

文字通り知識を要する仕事で発生するエラーです。

高い集中力が求められる一方で、反復による習熟度は必要とされない仕事です。

 

問題解決、交渉、分析、計画などの仕事です。

最も意思決定のバイアスが入りこみやすいエラーと言えるでしょう。

 

 

【規則型エラー】

規則に従って行う仕事で生じるエラーです。

中程度の知識や習熟度が求められる仕事です。

 

通常は作業マニュアルや手順書がある作業です。

決まったフローがあるため、知識型エラーより発生しにくいとされています。

 

 

【スキル型エラー】

反復によるスキルで行う仕事です。

反応で行うため集中力はそれほど必要ありません。

 

車の運転、球技、料理などの仕事です。

脳の中でも運動野で処理させる仕事なので、スキル化しやすい業務です。

ただし注意力散漫やおごり、疲労によってエラーが引き起こされます。

 

 

知識型エラー

規則型エラー

スキル型エラー

 

 

上記の順番でエラーの発生率は下がっていきます。

仕事において一番エラーが発生するのは知識型エラーということです。

 

 

しかも仕事において
「機械に任せられない領域」
となるので、エラー率を下げる仕組みを考える必要があります。

 

 

■エラーは無意識のうちに引き起こしている、防ぐ方法はあるの??

 

 

エラーは意識的に起こるものではありません。

わざとミスをする人はいないでしょう。

 

 

つまりエラーやミスは
「無意識の意思決定から生まれている」
ということです。

 

 

しかもパターン化されているということです。

 

 

全ての意思決定は
「連想記憶」
によって作られています。

 

 

「目の前の情報」

「記憶の情報」

2つを組み合わせたものが連想記憶です。

 

 

そして想像をして、行動が創られるというメカニズムです。

 

 

2つの情報を結び付ける際は
「ほとんどが無意識に行われる」
こととなります。

 

意識をしたとしても
「自分の成功体験や知識と経験」
に基づいて似たパターンを見つけるだけです。

 

 

人の意思決定は必ず
「パターン化して省力する」
ということです。

 

 

人の脳はとびきり優秀なので、ほとんど間違いはありませんが、たまにミスを侵します。

それがヒューマンエラーです。

 

 

パターン化して省略された思考に
「間違いが無いかチェックする」
という仕組みさえあればエラーは防げます。

 

 

ヒューマンエラーをなくすためには
「脳のメカニズムを先回りする」
ということです。

 

 

すると正しい行動が創られることになります。

 

 

営業であればお客様の行動

マネジメントであればメンバーの行動

それぞれ正しく導くことで、ビジネスは飛躍的に成長します。

 

 

正しい行動を創る方法を体系化したものが
「行動創造理論」
というわけです。

 

 

営業とマネジメントの領域では、非常に優れた実践理論です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

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今日は「ヒューマンエラーの3つのタイプ」というテーマに触れてみました。

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