ビジネスクイズ「2人の経営幹部候補者のどちらを採用するのが適切か?」

2022.10.10

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

あなたがどちらを採用するかズバリ当ててみましょう

 

 

今日は
「判断で頼りにするもの」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたはどちらの経営幹部候補を採用したいと思いますか?

②あなたが選ぶ候補者と選んだ理由を当てて見ましょう

③本来2段階で行うべき判断を、あなたは1つにまとめていた!?

 

 

■あなたはどちらの経営幹部候補を採用したいと思いますか?

 

 

まず1つご質問です。

あなたはどちらの人物を評価しますか?

 

 

人事コンサルティング会社から
「幹部候補」
を2名紹介されました。

 

 

A 松山氏の評価表

リーダーシップ 4

コミュニケーション 6

対人スキル 4

専門スキル 8

モチベーション 8

 

 

B 川田氏の評価表

リーダーシップ 6

コミュニケーション 10

対人スキル 6

専門スキル 7

モチベーション 6

 

 

あなたは2年後を見据えて、採用を考えています。

2年後に上記の数値がどれだけ変化するか、成長するかを考え、どちらかを採用してください。

 

 

さて、あなたはどちらを採用しますか?

 

 

■あなたが選ぶ候補者と選んだ理由を当てて見ましょう

 

 

「現時点が上記の数字なら、2年後はこのくらいかな?」

「平均点はどちらが上かな?」

「合計点はどちらが高いかな?」

 

 

もしかしたらあなたも上記の考えをしたかもしれません。

そして賢明な判断をしていると思っているかもしれません。

 

 

ただ上記の判断は
「臨床的判断」
と名前が付けられている思考パターンです。

 

 

自分の感覚と簡単な道具をを用いて
「医師が病気を判断する」
思考パターンになぞらえてつけられた名前です。

 

 

目の前の情報と過去のパターンを組み合わせた
「基本的な意思決定のパターン」
です。

 

 

答えのないビジネスの世界の判断は
「正直言って正解率は50%程度」
といって良いでしょう。

 

 

あなたの判断が2年後に
「上手く行った」
と感じるなら、自分の成功として評価するでしょう。

 

 

しかしあなたの判断が2年後に
「上手く行かなかった」
と感じたときは、選んだ人の実力と元の情報の制度の低さを問題にするでしょう。

 

 

つまり臨床的判断では
「あなたが失敗することは無い」
ということです。

 

 

少なくとも、あなたの脳の中に限りますが…。

 

 

■本来2段階で行うべき判断を、あなたは1つにまとめていた!?

 

 

今日は1つの意思決定について触れました。

経営幹部を採用するというのは、企業にとって重要な判断です。

 

 

しかし実際に行っているのは
「わずかな情報と自分の思考パターンに当てはめているだけ」
ということです。

 

 

つまり人の判断のほとんどは
「思考パターンに当てはまるかどうか」
にすぎません。

 

 

しかし錯覚であることが多いでしょう。

 

 

実際に行動科学の中では
「妥当性の錯覚(illusion of validity)」
という立派な名前が付けられています。

 

 

通常予測というものは
「2段階で行われるべき」
です。

 

 

1つ目は
「与えられた情報に基づく現時点の評価」
を行います。

 

 

2つ目は
「将来の結果の予測」
を行います。

 

 

しかし人の意思決定では
「ごちゃまぜに行っている」
ということです。

 

 

先ほどのような人事評価の場合は
「川田氏の方が現在良さそうに見える」
というだけの評価です。

 

 

そして
「将来も川田氏のほうが良い」
と言ってしまうことです。

 

 

しかし現時点と将来は、本来別物です。

現時点では川田氏の方が良いと思われても、将来も良いと判断するのは早計です。

 

 

あなたが上記の意思決定に違和感を感じないのは
「周りの全ての人も妥当性の錯覚に陥っているから」
にすぎません。

 

 

大切なことは
「自分の判断に過ちがあるとしたらどこか?」
という自問自答を常にできるかどうかです。

 

 

大好きな自分を一度否定しなければならないので、かなりの労力です。

しかし重要な意思決定であればあるほど、ギャンブルのような意思決定は避けるべきです。

 

 

無意識のうちに
「思考パターンにはめてしまう脳のメカニズム」
を先回りすべきでしょう。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「判断で頼りにするもの」というテーマに触れてみました。

 

売上直結型「BtoB」営業研修
無料相談受付中!
売上直結型「BtoB」営業研修ランディングページバナー

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー