PKのキーパーの反応と営業の売上にある意外な関連性とは?

2023.06.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
行動創造理論の開発者の齋藤です。私自身サッカーが好きなので営業との関連を見つけてみました。

 
今日の記事は営業幹部と営業に向けた記事です。
売上をあげたい営業組織にはお役立ちになるのではないでしょうか?
 
 

この記事はこんな風に思っている方へおすすめ!

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PKのキーパーの反応がなぜ営業の売上に関係するのか驚きの理由を公開します!
 
 

ゴールキーパーのクイズがわかれば営業も上手く行く!?

 
 
まず初めにクイズに答えてみてください。
 
 
もしあなたが営業ではなく、サッカーのゴールキーパーだったらと想像してクイズに答えてみてください。

ゴールキーパーのクイズ

あなたはゴールキーパーです。
 
 
1-0であなたのチームはリードをしています。
残り数分で守り切れば、あなたのチームは優勝です。
 
 
しかし終了間際、味方の選手がエリア内でファールをしてしまいました。
相手チームにはペナルティキックが与えられます。
 
 
絶体絶命のピンチです。
しかしあなたがPKを止めれば優勝カップは手に入ります。
 
 
もちろんあなたがMVPとなり賞賛を受けることになるでしょう。
 
 
さて、この場面であなたは右と左どちらに飛びますか?
相手のキッカーも優秀なので、蹴るをの見てからでは絶対に止められません。

 
ゴールキーパーの選択は3つです。
 
 
「右」
「左」
「真ん中」
 
 
確率は3分の1です。
しかしサッカーの試合を観ていてると、ほとんどのPKでゴールキーパーは右か左に飛びます。
 
 

なぜゴールキーパーはほとんどが動くのでしょうか?


 
ゴールキーパーのほとんどが動いてしまうことが、営業の売上にも大きく関係しているのです。
 
 
もしキーパーがただ立っているだけだったら、味方やファンから「何やっているんだ」と思われるでしょう。
 
 
だったら確率が一緒だったら見映えの良いプレーを選択したほうが良いと考えるのかもしれません。
 
 
だからPKではどちらかに飛ぶことをするのです。
 
 
人に良く見られたいという「自己防衛本能」からくる選択といってよいでしょう。
 
 
ここからはGKの反応と営業の売上の共通点を深堀して見ていきましょう。
 
 

人は動くほうが有利に働くと遺伝子に書き込まれている

 
 
ゴールキーパーが動いてしまう心理と営業の心理の共通点です。
そもそも人の共通点といったほうが良いかもしれません。
 
 
人はこれまでに経験していないことや、はっきりしていないときに「過剰に行動する」という性質があります。
 

齋藤 英人
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「過剰行動バイアス」とでも呼びましょうか

 
人の進化の過程に要因があります。
 
 
人は環境に適用するように進化をしてきました。
人間が人間である所以といっても良いでしょう。
 
 
生存競争で勝ち抜いてきた大きな武器です。
 
 

太古の時代では動いた方が有利だった


狩猟や狩りにおいて素早く動くほうが有効でした。
じっくり待っているより、動いた方が獲物をしとめる確率が高かったのです。
 
 
また、危険に対しても同様です。
 
 
見たことのない生物を見かけたとき「どんな動きをするのだろう?」などじっくり観察しません。
速やかにその場を立ち去って危険から回避します。
 
 
「とりあえず動く」というのが人の性質なのです。
 
 
現代社会でも「動いた方が得」なことが多いでしょう。
たとえ偶然でも動いたことで結果を手にすればすぐに称賛されます。
 
 
営業であれば「インセンティブ」を手にできるかもしれません。
 
 
動いた方が短期的な利得を得やすいのです。
 

齋藤 英人
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そして人の脳は短期的な利得を大好物としています

 
そもそも人の脳は長期的利得が好きではないので動きたくなります。
 
 
生存競争で勝ち続けた遺伝子の判断は、わずかな思考では勝てません。
 
 
とは言え、営業であれば行動量は重要なので、動いた方が良いでしょう。
ただし訪問件数やテレアポ数についてのみです。
 
 
実際の商談で動きすぎると大抵は失敗に終わります。
 
 

営業の商談においては動きすぎてはいけないが鉄則

 
 
結論から述べますが商談においては動かないほうが良いでしょう。
 
 
動けば動くほど不利になるからです。
 
 
営業の話を分かりやすくするために「じゃんけん」を考えてみましょう。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
じゃんけんで絶対に勝つ方法は知っていますか?

 
答えは簡単です。
「後出し」をすればよいだけです。
 
 
後出しをして負ける人はいないでしょう。
営業でも全く一緒です。
 
 
売れない営業の典型的なパターンは「聞かれてもいないことを話す」ということです。
 
 
お客様が興味があるかどうかわからないのに、機能や特徴を話す営業がいます。
お客様にとってはどうでもよい退屈な時間でしょう。
 
 
「プレゼンテーションが得意」
と思っている人ほどハマっている落とし穴かもしれません。
 
 
課題や興味があることを聞き出して、合わせて話をすればよいだけです。
 
 
もう1つダメな営業のパターンは「沈黙に耐えられない」です。
 
 
ダメ営業「自分が話さなければならない」と考えがちです。
しかし、商談はお客様が話す時間です。
 
 
話の中でお客様だって考える時間が必要です。
 
 
考えている最中に次の話をされたらどうでしょうか?
「もういいや」となっても仕方がないですね。
 
齋藤 英人
齋藤 英人
売れない営業ほど沈黙が怖くてベラベラと話します。

 
人の意思決定のメカニズムはご存知でしょうか?
 
 

「目の前の情報」と「記憶の情報」を組み合わせる

 
 
私は提唱している行動創造理論では「連想記憶」と呼んでいます。
 
 
連想記憶から想像が生まれ、そのあとに行動が生まれます。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
営業力の差は目の前の情報の出し方です。

 
同じことを言っていても、伝え方が違います。
もっと言えば、直前に出す情報も違います。
細かく言えば接続詞も違います。
 
 
トップセールスと売れない営業の差といってよいでしょう。
 
 

本日の記事のまとめ

 
 
本日の記事では営業において重要なことをサッカーのPKに例えて紹介しました。
 
 
人の本能では動くことを推奨してくるが営業では動きすぎてはいけないということです。
 
 
沈黙に耐え切れず、動けば動くほど売上が下がっていくということです。
 
 
ただ人の意思決定はほとんどが無意識に行われます。
正しく情報を出せば、お客様の連想は導くことができます。
 
 
もし営業が正しくお客様の連想記憶を作れれば、売上は簡単に上がります。
 
 
あなたの営業組織でも使ってみたいと思いませんか?
普通の営業が突然トップセールスと同じような数字を上げるようになるのです。
 
 
PKのキーパーの反応と営業の売上にある意外な関連性についての記事でした。
 
 
最後に普通の営業が突然トップセールスになる営業研修をご紹介しておきます。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「過剰行動バイアス」もその1つです。
 
 
脳のメカニズムを先回りする営業の成果は私の研修の9,000人を超える受講者が示してくれています。
 
 
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
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営業研修
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齋藤 英人
齋藤 英人
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齋藤英人

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