【ビジネス寓話シリーズ】「少年と肉屋」短い話に詰まった営業の2つの教訓

2023.05.28

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
今日は大人気のビジネス寓話シリーズです!

 
 
営業力をあげたい営業と部下の営業力をあげたい責任者に呼んでもらいたい寓話です。

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営業の教訓を学び売上を伸ばすきっかけとなる寓話「肉屋と少年」をお届けします。
 
 

あなたが営業であれば見逃せない教訓が詰まったお話と言えます。

 
 

二人の少年が同じ店で肉を買うことにしました。
 
 
肉屋が向こうを向いてる間に「一人の少年は足肉をくすねて、もう一人の懐に放り込む」そして知らん顔をしていました。
 
 
肉屋が向き直り、肉がないことを知り二人の少年を問いただしてみます。
 
 
すると「肉を盗んだ少年は持ってないと誓い、肉を持ってる少年は盗んでない」と誓います。
 
 
肉屋は二人の悪巧みに気がつき「偽りの誓いでわしから逃れても神々からは逃れないよ」といいました。

 

齋藤 英人
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「少年と肉屋」のお話はイソップ寓話の一節です。

 
 
確かに少年たちはウソは言っていません。
しかし、だましているのは事実です。
 
 
肉を手にした少年は”持っていない”
肉を渡された少年は”盗んでいない”
 
 
確かにその通りですが、肉屋の商品が無くなったのは事実です。
 
 
さてここからは、このビジネス寓話には営業のどんな教訓があるのか見ていきましょう
 
 

1つ目の営業の教訓は「正しいことを伝えればよいわけではない」

 
 
少年と肉屋のお話が伝えているのは「正しいことを伝えればよいわけではない」ということです。
 
 
この教訓は「営業」において非常に重要です。
 
 
では、営業に当てはめてどちらが正しいか答えてみてください
 

どちらの提案が正しいでしょうか?
  1. 提案を採用したときに手にする「メリット」を伝える
  2. 提案を採用したときに手にする「デメリット」を伝える

答えとして考えられるのは間違いなくAです。
 
 

齋藤 英人
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しかし、実際のセールストークではBのほうが重要です。

 
 
理由は脳のメカニズムにあります。
単純に提案のメリットを伝えても、お客様の脳は反応しません。
 
 
それは人の脳メカニズムからみれば「営業が言っているメリットには脳は反応しない」のは明らかなのです。
 
 
恐らく普通以下の売れたいない営業は「正しいこと」を伝えているから失注をし続けています。
 
 
トップセールスは伝え方が違います。
同じ内容をつたえるにしても、伝え方を変えることで、お客様の脳を反応させているのです。
 
 
物語の少年たちも「伝え方」を変えています。
 
 
ここからは、このビジネス寓話には営業の教訓の2つ目を見ていきましょう
 
 

寓話に隠されたもう1つの営業の教訓は「見たものがすべて」

 
 
もう1つの教訓は当たり前のことかもしれません。
 
 
なぜ肉屋は少年の悪さに気づいたのでしょうか?
当たり前ですが、肉がなくなっていたからです。
 
 
「あるはずの肉が消えている」という事実によって、主人は少年の悪さに気づきました。
 
 
その結果「正しいことを言っていても盗んでいる確信がもてた」ということです。
 
 
もし、肉がなくなったのに確信がなければ、少年の言葉に騙されたことになったかもしれません。
 
 
私が何を伝えたいかというと「人の脳の知覚はほとんどが視覚情報」だということです。
 
 

齋藤 英人
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83%が視覚によるものです。

 
 
営業でもモノ売りのほうが簡単といわれています。
 
 
最大の理由は実際に見てもらうことができるからです。
 
 
サービスは目に見えないものなので「聴覚情報」などによりお客様の想像を創らなければなりません。
 
 
だからソリューション提案はモノ売りより難しいとされています。
 
 
しかし無形サービスでも「視覚情報に変換する」ことは可能です。
むしろ視覚情報にしなければ契約はとれません。
 
 
私が提供している「研修/トレーニング」も無形の商材です。
 
 
齋藤 英人
齋藤 英人
私も視覚情報に変換しているから契約が取れています。

 
 
普通レベルの営業は「目に見えないものの想像をお客様に任せているだけ」なので、想像力の高いお客様しか契約が取れません。
 
 
想像力が高いというのは緊急かつ重要な課題を認識しているお客様です。
 
 
サービスさえ間違えていなければ、誰が営業しても売れるお客様ですね。
 
 
しかし案件の中でそのようなお客様に出会えるのは「わずか5%」ということはご存知でしょうか?
 
 
しかも課題を認識しているお客様は本来、営業は不要という状態です。
 
 
もう少しテクノロジーが発達すれば、営業がいらなくなります。
そして、そのレベルしかできない営業は、職を失うことになります。
 
 

寓話に隠された営業の教訓
  1. 正しいことを伝えるだけではダメ
  2. 視覚情報に変換する

 
上記は科学を基軸とした営業技術の1つです。
 
 
たった2つだけでもあなた自身やあなたの組織の営業が身に付ければ営業成績は飛躍的に上がることでしょう。
 
 
そして、もっと多くの技術を手にすれば、トップセールスには簡単になれます。
その方法は行動創造理論を手にすることです。
これまで9,000人以上がトップセールスになった営業理論です。
 
 
最後に教訓で学んだ技術を手にできる営業研修はあるのか?というテーマに触れてまいります。
 
 
 

寓話の教訓で得た営業技術は「行動創造理論による営業研修で創ることができる」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるのです。
このことを9,000人を超える営業研修の受講者が示してくれています。
 
 
もちろんあなたの組織も行動創造理論による営業トレーニングを導入すれば、営業の数字が劇的に変わることでしょう。
 
 
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
営業研修
マネジメント研修
能力開発トレーニング
 
 
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」

「確実に営業力が上がる営業研修はないか」

一度でも思ったことのある営業責任者には、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
 
 
営業で成果を出すには「人の本能の行動に合わせる」だけです。
 
 
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
 
 
あなたの営業組織における売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
 
行動創造理論はすでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
そしてその成果が認められ、導入企業からは研修とコンサルティングの100%のリピートを維持し続けています。
 
 
あなたの営業組織にピッタリのプログラムが見つかることでしょう

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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