【ビジネス寓話シリーズ】「羊飼いと犬の中で育てられた狼」選んではいけない研修がわかる話

2023.07.16

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
行動創造理論の開発者齋藤です。今日は大人気のビジネス寓話シリーズをお送りいたします。

 
このビジネス寓話は人の変化について触れたお話です。
 
 
1つご質問です。「人は簡単に変わることができすか?」と言う質問にあなたは何と答えるでしょうか?
 
 
物語の内容から人の変化と研修の選び方まで話を進めていきます。
 
 

この記事はこんな風に思っている方へおすすめ!

・人を変化させるにはどうすればよいか?
・社内研修をやるかどうか迷っている
・研修会社の選び方を知りたい

 
 
この記事をご覧になっているということは、すぐにでも営業メンバー全員を売れる営業に変えるにはどうしたらよいかとお考えの方ではありませんか?
 
 
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「選んではいけない研修」を知るビジネス寓話シリーズをご覧ください
 
 

ビジネス寓話シリーズ「羊飼いと犬の中で育てられた狼」

 

【羊飼いと犬の中で育てられた狼】
 
 
羊飼いが生まれたばかりの狼の仔を見つけ、拾って帰り犬と一緒に育てました。
 
 
成長すると、狼が羊を奪いに来た時には、犬と並んで追いかけるようになりました。
 
 
そして犬たちが狼に追いつけず、すごすごと引き返しても、狼だけは追いつくまで追跡してきます。
 
 
ただしその狼は襲った狼と同じだということで、獲物の分け前にあずかってから戻って来るのです。
 
 
狼が外から奪いに来ない時には、自分でこっそりと羊を殺し、犬と一緒になって食っていました。
 
 
しかし遂に、羊飼いが見当をつけ、狼のしわざを見破って、木に吊るして殺しました。

 

齋藤 英人
齋藤 英人
ビジネス寓話「羊飼いと犬の中で育てられた狼」にはどんな教訓があるのでしょうか?

 
原文の教訓では『悪しき生まれつきは善き性格を育てない、ということをこの話は解き明かしている。』とあります。
 
 
では、ビジネスではどんな教訓があるのでしょうか?
 
 

オオカミは変わらないが人は変われるのか?

人の変化
 
「羊飼いと犬の中で育てられた狼」のお話はオオカミは変わらないというものです。
 
 
では人はどうでしょうか?
狼と違って変われるのでしょうか
 
 
そもそも人の身体には現状維持させようとする働きがあります。
 
 
ダイエットをしようとしても最初に痩せないのもこの仕組みです。
 
 
太古の時代では食べ物が手に入る時と、手に入らないときがありました。
 
 
そのため、手に入らないときでも身体を維持できるような仕組みが備わっているのです。
 
 
このメカニズムは身体だけでなく「行動」にも同様に働きかけてきます。
 
 

見出し②

 
 
人の脳は本能レベルの選択で「安全を確保させる」という指示を出します。
 
 
そして今いる場所が安全だと認識すれば「無意識の変化への抵抗」が起きます。
 
 
「現状維持バイアス」と呼ばれる行動メカニズムです。
 
 
些細なことにも現状維持バイアスは働いています。
 

駅までの道のりはいつも同じ道
電車やバスでもいつも同じ席に座る
レストランでも結局いつものメニューを頼む

 
変化が嫌いと言うのではなく「安全」と脳が認識しているからです。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
人は昨日の自分を何よりも信用をしているということです。

 

仕事においても現状維持バイアスは大きく影響をしている

残業
 
もちろん仕事においても「現状維持バイアス」は大きく影響をしています。
 
 
上司が指導をしてもなかなか変わらないというのも、現状維持バイアスの影響です。
 
 
この時に部下の脳は「新しいことをやった時の失敗や損失」を真っ先にイメージします。
 
 
そして実際にやってみても、新しいやり方は最初から上手くいきません。
 
 
すると部下は「それならば前のままのほうが良い」と判断をします。
しかも無意識のうちにです。
 
 
結局1週間もすれば、普通に前と同じやり方で仕事をしています。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
これは損失回避性からくる現状維持です。

 
しかしその部下も本当は違う考えをしているかも知れません。
 
営業
営業
確かにこのやり方のほうが最終的には良さそうなんだよね

 
しかし今まで通りのやり方を続けてしまうのも現状維持バイアスです。
 
 
これは短期的利得を優先してしまうからです。
 
 
人の脳はすぐに結果が出るものが大好きです。
ダイエットを例にみるとわかりやすいですね。
 
 
ダイエットを始めても結果が出るのは少し先です。
 
 
しかし目の間のポテトチップスは袋を開ければすぐに満足を得られます。
しかも1袋食べたところで、その日の体重は変わりません。
 
 
長期的な利得より短期的な利得を優先してしまうということです。
 
 
仕事においても一緒で、新しいやり方は身につけるまで大変な作業になります。
 
 
しかし今までのやり方なら簡単にできます。
 
 
なかなかうまくいかない結果が一緒であれば、今までのやり方のほうが断然ラクなので、同じことを繰り返してしまいます。
 
 
物語の狼と一緒ですね。
 
 

人が研修をしても変わらない理由も一緒

 
 
人を変えるために「研修」を導入する企業も多いでしょう。
 
 
しかし社内で行う研修はなかなかうまくいきません。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
人の変化のメカニズムを考慮できていないからです。

 
現状維持バイアスを回避する方法を知らないと、研修をしてもあまり効果がありません。
 
研修直後はやろうとする社員もいるかもしれませんが、すぐに元に戻ってしまいます。
 
 
理由は先ほど触れた通りです。
 
 
研修を準備する側にも大きな負担となる上にあまり効果がないということです。
 
 
しかし問題は社内研修だけではありません。
 
 
お金をかけて行う外部研修でも同様のことが起きています。
 
 

「知っている」状態に知る研修だけは選んではいけない

選んではいけない研修
 
研修を受けると知らないことが知っている状態になります。
 
 
実は一番危険な状態です。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
「知っている」という状態がなぜいけないのでしょうか?

 
ここにも脳のメカニズムが関係しています。
 
 
人の脳は都合よく記憶を終始しています。
 
 
研修で学んだことをやっていない自分を正当化し始めます。
 
 
・研修での学びを全く生かしていない
・もしくはやっても上手くできなかった
・やってみたけれど大変だった
 
営業
営業
やったけれど意味がなかった。

 
このように自分を正当化してしまいます。
 
 
そししていつしか「もうできている」「やっても意味がなかった」と錯覚をし始めます。
 
 
少し時間が経つとその状態が当たり前になり、今後の学びの機会を失うことになります。
 
 
「知識だけを伝える研修」だけは絶対に導入してはいけません。
 
 
何も変わらないならまだしも、社員から学びの機会を失わせることになります。
 
 
そして最も怖いのが「当たり前のようにそんな選んではいけない研修が存在している」ということです
 
 
物語のような狼を創りたくなければ、研修の導入は慎重に行うべきです。
 
 
人の変化を簡単に作れるなら誰も苦労はしていないはずですし、私の仕事も必要ないはずです。
 
 

本日のまとめ

 
 
ビジネス寓話シリーズ「羊飼いと犬の中で育てられた狼」のお話をお届けしました。
 
 
狼が変化しないように人間も変化をしにくいということに触れてきました。
 
 
「現状維持バイアス」によって昨日の自分を繰り返そうとするからです。
 
 
そのために社内研修をやっても上手くいかないことにも触れました。
 
 
最も警戒すべきは「選んではいけない外部研修」です。
そして多く存在していることです。
 
 
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齋藤 英人
齋藤 英人
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