【ビジネス寓話シリーズ】「農夫と魔法のランプ」営業テクニックに気づく話

2023.07.23

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
今日は大人気のビジネス寓話シリーズをお届けします!

 
今日の寓話は営業テクニックにたどり着くお話しです。
 
 
隣の芝は青いことから「あること」に気づきを得たいですね。
 

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ビジネス寓話から営業テクニックを見つけるお話です。
 
 

ビジネス寓話シリーズ「農夫と魔法のランプ」」

 

「農夫と魔法のランプ」
 
 
農夫が魔法のランプを見つけました。
 
 
ランプに触れると精霊があらわれ、願いをかなえてくれるといいます。
 
 
農夫はしばらく考えた後、こんな願いを言います。
 
 
「隣の家には牛はいるがウチにはいない。隣の牛がぽっくり死んでくれるとよいのだが…」

齋藤 英人
齋藤 英人
「農夫と魔法のランプ」のお話にはどんな教訓があるのでしょうか?

 
農夫と魔法のランプはロシアに伝わるお話です。
 
 
ばかげた話ですが「農夫の気持ちがわかる」と共感してしまうお話かもしれません。
 
 
「自分も牛が欲しい」とすればよいのを、隣の牛がいなくなれば良いと考えるのはなぜでしょうか?
 
 
ここにビジネスの教訓が隠されています。
 
 

ミミズと蛇の差はダメ営業と売れている営業の差

 
 
他人のものをうらやむのは脳のメカニズムで、無意識のうちに起こる感情です。
 
 
例えば同じような仕事をしている同僚に対してこんな感情を抱くことはありませんか?
 
 
「給料をたくさんもらっているのでは?」
「上司に評価されているのでは?」
 
 
しかも事実として「同僚の方が給料が高い」と分かった瞬間、あなたのモチベーションは大幅に低下するでしょう。
 
 
仕事のパフォーマンスが落ち、結局自分の評価を下げるなんてことになりかねません。
 
 
こんな時も、自分が頑張ろうではなく、同僚の失敗を陰で願ってしまうことになります。
 
 

「人をうらやみ失敗を願う」ことへの研究が進められている

研究
「他者の方がよく見える」研究は今でも進められています。
 
 
わかったことの1つは、うつ病の患者は「他者を良く見てしまい、自己評価を著しく下げてしまう」という症状です。
 
 
ドーパミン細胞が関係をしていることまでわかっています。
 
 
他人の失敗を願ってしまうのはうつ病の症状と一緒ということです。
 
 
そして他者の方がよく見えるというのはサルでも起こっていることもわかっています。
 
 
動物の本能なので人にも起こっているということです。
 
 

他の営業がうらやましいとなったらどうなる!?

 
 
他人と比べてうらやましいという感情は「相対性剥奪」を引き起こします。
 
 
相対性剥奪とは「相対的な環境で価値を剥奪される」事を指します。
 

「相対性剥奪」

・自分よりあの人の方が大切にされている
・自分よりあの人の方が教えてもらっている
・自分よりあの人の方が評価が高い
・自分ももっと大切にしてもらう資格がある
・自分も本当はあの人のようにできるのに

 
上記の感情が生まれた瞬間に、営業パフォーマンスを落とすことになります。
 
 
そもそも何もやっていないことを正当化するからです。
 
 
そして自分の営業力が足らずに失注をしても「お客様が悪い」となります。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
営業研修でも行為人にはよく会います

 
私の行う営業研修では1人1人に丁寧にフィードバックを行うので、相対性剥奪は起こりません。
 
 
質の高い個別フィードバックが行動創造理論により営業研修の差別化ポイントの1つでもあります。
 
 

営業で比較をすることは悪いことではない

営業技術
 
「他人がうらやましい」というのはあまりよくありませんが、営業では比較はどんどんすべきです。
 
 
そもそも人の脳というのは「絶対評価が出来ない」という特徴があります。
 
 
平たく言えば「何かと比べないと価値を評価できない」ということです。
 
 
脳のメカニズムなので、営業でも非常に重要なポイントとなります。
 
 
あなたが提案する製品やサービスだけでは判断できないということです。
 

営業
営業
うちの製品は〇〇です
営業
営業
うちのサービスはこんなに良いですよ
営業
営業
うちの商品はこんなに実績があります。

 
これはダメ営業が使う全く意味のないプレゼンテーションです。
 
 
そしてダメ営業は「比較対象をお客様から聞き出す」ということをします。
 
 
「他にどんなものを検討されていますか?」と選択肢をお客様から聞き出そうとします。
 
 
聞かないよりましですが「お客様の既知の情報」にとどまるので、最適な選択肢を提示するに至りません。
 
 
課題に緊急性が高くなければ「お客様はまだまだ検討を重ねる」ことでしょう。
 
お客様
お客様
検討します。

 
農夫とランプのお話の主人公も比較をしていましたね。
 
 
営業にとって比較は重要です。
ただし方向性を整えることが最も大切ということです。
 
 

本日のまとめ

 
 
本日はビジネス寓話シリーズをお送りいたしました。
 
 
「農夫と魔法のランプ」のお話です。
 

農夫は隣の不幸を願う
他人をうらやむのは脳のメカニズム
うつ病と同じ症状ということが研究で分かった
相対性剥奪によって行動が失われる
営業では比較をするべき

 
 
営業力が高まれば「他の人をうらやましく思う」ということは無くなります。
 
 
いつもお客様と笑顔になれて営業の自尊心が満たされるからです。
 
 
最後に誰もが売れる営業になる「営業研修」に触れてみましょう。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「相対性剥奪」「比較の技術」もその1つです。
 
 
脳のメカニズムを先回りする営業の成果は私の研修の9,000人を超える受講者が示してくれています。
 
 
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
営業研修
マネジメント研修
能力開発トレーニング
 
 
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」

「確実に営業力が上がる営業研修はないか」

一度でも思ったことのある営業責任者には、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
 
 
営業で成果を出すには「人の本能の行動に合わせる」だけです。
 
 
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
 
 
あなたの営業組織の中の普通の営業がトップセールスに変貌していきます。
 
 
行動創造理論による営業研修では、すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
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齋藤 英人
齋藤 英人
あなたの営業組織にも最適なプログラムをお届けします。

 
 
しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
研修効果を担保するために年間100回の登壇に限定しております。
 
 
もし売上向上にご興味がある営業責任者、研修担当者は早めのアプローチをお願いいたします。

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