【ビジネス寓話シリーズ】「市中の虎」あなたの恐ろしい意思決定のメカニズム

2020.07.26

 

あなたの選択は誰が決めている?

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「市中の虎」

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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戦国時代に
「ある大臣」
がいました。

 

人質となって行く王子に伴って
「遠い別の国」
に旅立とうとしていました。

 

大臣は見送る王様に
「一人の人が城下に虎がいる」
と言ったら、王様はこれを信じますか?と尋ねました。

 

王は「信じぬ」と答えました。

 

 

「二人の人が城下に虎がいる」
と言ったら、王様はこれを信じますか?

 

 

「信じぬ」

 

「三人の人が市中に虎がいる」
と言ったら、王様はこれを信じますか?

 

 

「余はそれを信じる」

 

 

大臣は言いました。

 

 

「城下に虎のいないことは明らかです。

それなのに、三人が言えば虎が出たことになりました。」

 

 

さらにこう続けます。

 

 

「私は遠いところに行きます。

私の噂をするものは三人以上はいます。

王様にはこの点をお察しくださるようお願いします」

 

 

しかし、大臣が遠い国から戻ると、王に会うこともできませんでした。

 

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これは中国の有名な故事です。

 

 

 

この話の教訓は
「ウソとわかっていても、数多く聞かされればホントになる」
ということです。

 

 

自分の組織では
「当たりまえ」
とのことがたくさんあります。

 

 

しかし市場に出ると
「まるで間違ったこと」
と知ることはたくさんあります。

 

 

これは脳のメカニズムの
「同調効果」
で明らかにされています。

 

 

■脳のメカニズムでは「人の選択」を重視する

 

 

あなたは
「自身の選択は自分で決めたい」
と思っているはずです。

 

しかし脳の自動システムは
「人の決定を重要視する」
メカニズムがあります。

 

 

これは太古から
「人の決定に従ったほうが息のこうる確率が高い」
と遺伝子に書き込まれている情報です。

 

 

この寓話の王様は結構単純で
「3人の証言」
で重要な決定をしてしまいました。

 

 

ただあなたも
「5人~7人」
から意見を聞けば、選択が変わる可能性があります。

 

 

簡単な問題でも
「5人がわざと同時に間違える」
とすると、その答えに引きずられます。

 

 

しかもそれが
「75%の人」
がそうなりました。

 

 

有名なマーケティングの
「イノベーター理論」
でも表れています。

 

 

誰も使っていない新しい技術に飛びつくのは
「たった4%」
です。

 

 

この割合からみれば
「変人」
と言われてもおかしくありません。

 

 

それだけ人は
「人の意見に引っ張られる」
ということです。

 

 

このメカニズムは
「営業」
で活用することができます。

 

 

いかに
「いろんな人に使われているか」
をプレゼンテーションしてみましょう。

 

 

また自身の
「行動マネジメント」
にも活用できます。

 

 

何かをするときに
「同調していないか?」
と1つ質問をぶつけてみましょう。

 

 

そうするとあなたの
「脳の熟考システム」
が働き、合理的な選択ができるようになります。

 

 

「誰かの行動が必ず正しい」
とは言い切れません。

 

 

本当に正しい行動は
「あなた自身が選択したもの」
であるべきです。

 

 

この寓話が1つの気づきになればよいですね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ
「市中の虎」
をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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