【ビジネス寓話シリーズ】「片目のシカ」あなたの思い込みと失敗について知るお話

2022.04.24

片目のシカが命を張って授けてくれた教訓

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
を送りいたします。

 

 

「片目のシカ」

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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片目を失ったシカが海辺にやって来て、草を食べていました。

 

見えるほうの目は
「陸地」
に向けます。

 

悪いほうの目は
「海」
に向けます。

 

 

シカは猟師に襲われないように警戒してました。

 

ところが、沿岸を航海していた人がいて、シカを見つけると、シカをめがけて射当てました。

 

シカは息の下にて独り言をつぶやきました。

 

「なんということだ。頼ってきた海のほうがはるかに手ごわかった…

陸ばかり用心してたばかりに、こうなるとは…」

 

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このお話は
「イソップ童話」
の一節です。

 

 

少し悲しいお話ですね。

 

 

しかし私たちのビジネスにも大きな教訓を与えてくれています。

 

 

■シカが撃たれた最大の理由は何でしょうか?

 

 

このお話のシカはなぜ撃たれたのでしょうか?

 

 

最大の理由は
「思い込み」
ではないでしょうか?

 

 

陸の方ばかり警戒をし
「海のリスク」
を低く見積もってしまったために撃たれてしまいました。

 

 

思っていたのとは違う結果となってしまったというわけです。

片目しかない鹿なので仕方がないかもしれません。

 

 

しかしあなたもビジネス上で
「思い込みだけで行動をしている」
ということはないでしょうか?

 

 

というよりも人の脳は
「無意識に思い込む」
という性質があります。

 

 

「確証性バイアス」
と呼ばれる心理現象があります。

 

 

確証性バイアスは
「自分の持っている先入観や仮説を肯定するために、自分にとって都合の良い情報しか見なくなる」
というものです。

 

 

つまりビジネスの重要局面においても
「自ら客観性を捨て、不合理な判断を続ける」
ことになります。

 

 

物語のシカそのものと言えます。

 

 

シカは
「海側は安全だ」
と思い込み、陸しか注意しなかったため、息を引き取ることになります。

 

 

お客様の声

報告書に書いてあること

自分たちの市場に関わるニュース

 

 

あなたもビジネスの中で
「自分にとって都合の良い情報しか認識しない」
ということを行っているはずです。

 

 

確証性バイアスは実績がある人ほど、強く現れる傾向があります。

あなたも気を付けてください。

 

 

■物語の片目のシカが命を張って授けてくれた教訓とは?

 

 

もしシカが海から撃たれた
「一命をとりとめていたら」
を考えてみましょう。

 

 

あなたがシカだったらどうしますか?

 

 

おそらく誰もが
「海の方向も気を付ける」
となるでしょう。

 

 

しかし残念ながら
「片目を失っている」
という状態です。

 

 

両方同時に注意を払えないので
「片方だけ注意を払えばよい餌場を探す」
という行動を取るのではないでしょうか?

 

 

さてあなたは
「自分の失敗」
を受け止めていますか?

 

 

失敗をするのは決して悪いことではありません。

 

 

脳の性質から考えれば
「失敗をした方が脳は早く成長をする」
ことが明らかになっています。

 

 

ただし重要な点があります。

 

 

「今回の失敗を過去の失敗と照らし合わせ上手に認識をする」

 

 

失敗というのは
「意図があることで初めて生まれる」
というものです。

 

 

何も意図が無ければ
「希望した結果が得られなかった」
という結果だけが残ります。

 

 

それを失敗と呼んでいる人が多いですね。

 

 

物語のシカは
「失敗を受け止める」
ということは出来ませんでした。

 

 

陸ばかり用心をしたために命を落とし
「失敗を照らし合わせる」
という機会を手にできませんでした。

 

 

しかし私たちは違います。

 

 

ビジネスにおいて
「取り返すことが出来ない失敗」
というのは無いでしょう。

 

 

物語のシカが命を張って授けてくれた教訓を活かしたいですね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ「片目のシカ」をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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