人は複雑な問題を前にすると行動が止まってしまう

2019.03.08

 

今日は

「人は選ばない」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①臓器提供プログラムにチェックを入れていますか?

②国でここまで異なる登録者の割合

③なぜここまで違いが出るのか、理由は1つ

 

 

運転免許証の裏側に

「臓器提供プログラム」

について尋ねられていることをご存知ですか?

 

 

 

あなたは

「チェック」

を入れていますか?

 

 

このプログラムは日本だけでなく、もちろん世界で取り入れられているプログラムです。

しかし国によって関心度が異なります。

 

 

【Aグループ】

スウェーデン 86%

ポルトガル 100%

ポーランド 100%

ハンガリー 100%

フランス 100%

ベルギー 98%

オーストリア 100%

 

 

【Bグループ】

ドイツ 12%

オランダ 17%

イギリス 28%

デンマーク 4%

 

 

この2つのグループがあります。

 

 

Aグループは

「臓器提供の意思のある人の割合が多い」

グループです。

 

 

Bグループは

「臓器提供の意思のある人の割合が少ない」

グループです。

 

 

なぜここまで差が出るのでしょうか?

 

 

「もっと役立ちたい!」

と思っている人の数の差でしょうか。

 

 

それとも

「その国の文化の違い」

でしょうか?

 

 

宗教上の問題?

義務化されている?

 

 

実際にはどれも違います。

 

 

ちなみに

「オランダとベルギーはお隣同士の国」

です。

 

 

特にオランダはかなり力を入れてきたそうです。

 

 

しかし

「28%」

にしかなりませんでした。

 

 

この差が出た要因は1つです。

 

 

 

「参加意思カード」

に書かれているメッセージです。

 

 

□ 臓器提供プログラムに参加したくない人はチェックしてください。

 

□ 臓器提供プログラムに参加したい人はチェックをしてください。

 

 

上はAグループのカード

下はBグループのカード

に記載されているものです。

 

 

臓器提供の意思確認というのは

「突然、死んだあと遺体をどうする?」

と聞かれているということです。

 

 

かなり複雑な選択です。

 

 

家族の希望は?

葬式の手順が変わるのではないか?

医師が早めに生命維持装置を外すのでは?

 

 

いろいろ考えます。

 

 

「難題中の難題」

と言ってもよいでしょう。

 

 

ここで人間の行動の反応があります。

 

 

難題に直面すると

「何も選択しない」

という行動をとります。

 

 

この例でいえば

「最初の設定を選択する」

という行動をとることになります。

 

 

Aグループは

「参加したくない」

にチェックが入らないので、登録者が多いということです。

 

 

さらに、この初期設定に対しては

「専門家のおすすめ」

ととらえる人がほとんどです。

 

 

「一番楽」+「お勧め」

なので選ばれる確率が非常に高くなります。

 

 

ビジネスでも同じです。

 

 

「お客様に正しい行動」

をとってもらうには、

 

 

「選択肢の設計」

を考えるとよいでしょう。

 

 

判断する内容

お客様の状況

取り巻く環境

 

 

これらによって

「選択する行動」

は大きく変化します。

 

 

これからお客様取り巻く環境は

「もっと、もっと複雑化」

していきます。

 

 

そうすると

「何も選択しない」

「わからないから現状維持」

という間違った選択をしかねません。

 

 

そこには

「正しい行動を導く」

というビジネスパーソンが必要になります。

 

 

お客様に対して

「選択肢の設計」

ができる人が多く必要になります。

 

 

私もそのようなビジネスパーソンが1人でも増えるよう

「行動創造理論」

を広めていかなければならないと考えています。

 

 

皆さんとお会いできる機会が創れればうれしいですね。

 

 

今日は

「人は選ばない」

というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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