羽生善治氏を育てた将棋教室の「数字の秘密」

2019.01.08

 

今日は

「人の行動を創る数字」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①ビジネスの基本「数値化」

②137点満点の試験で喚起する学生

③羽生善治氏を育てた将棋教室の秘密

 

 

ビジネスでも

「数値化が大事だ」

というのは基本です。

 

 

商談

報告

計画

 

 

どんな場面でも

「数値化」

をすることは必須要件です。

 

 

今日はこの数字の見せ方で

「人の行動が変わる」

ところを見ていきたいと思います。

 

 

大学の

「経済学の授業」

でのことです。

 

 

教授はテストの結果で

「3グループ」

に分ける試験問題を作成していました。

 

 

トップグループ

中間グループ

最下層グループ

に分ける必要があったのです。

 

 

その為に

「トップグループしか解けないような難しい問題」

を作成する必要がありました。

 

 

要するに

「難しい試験」

ということです。

 

 

その結果

「3つのグループ」

に分けることは成功しました。

 

 

しかし

「生徒から猛反発」

が起こってしまいました。

 

 

最大の不満は

「平均点」

です。

 

 

「100点満点中72点では低すぎる」

という反発です。

 

 

このままではせっかくつかんだ

「教授の椅子」

を手放しかねない・・・。

 

 

さてこの教授はどうしたでしょうか?

 

 

次の試験では

「137点満点」

にすることにしました。

 

 

この試験は前回より難しかったようで

「正答率は7割」

程度でした。

 

 

平均点は

「96点」

です。

 

 

前回を上回りました。

満点の設定が高いので当たり前です。

 

 

しかし

「学生たちは大喜び」

です。

 

 

中には100点を超える人もいるので、すごく喜んだそうです。

 

 

この結果は計算すれば

「100点満点に換算すると70点」

になります。

 

 

しかし

「学生たちは喜ぶ」

という行動を取りました。

 

 

元々137点に設定したのは

「計算しにくい」

からです。

 

 

こうして

「学生たちも満足する試験」

を教授は作ることに成功しました。

 

 

数値によって

「人の行動が変わる」

ということの証明になりました。

 

 

ちなみにこの教授とは

「行動経済学のパイオニアであるリチャード・セイラー」

です。

 

 

同じようなことはいくつも見られます。

 

 

例えば

「将棋教室」

です。

 

 

羽生善治氏を育てた

「八王子将棋クラブ」

があります。

 

 

今年で閉所する

ということで話題にもなりました。

 

 

ここでも

「子供たちのやる気」

を上げる取り組みがありました。

 

 

それは

「段・級の設定」

です。

 

 

多くの将棋教室は

「7級」

に始まり初段を目指して行くことになるようです。

 

 

ただ子供たちは中々進級できずに

「つまらなくて途中でやめてしまう」

こともあるようです。

 

 

そこで

「15級制度」

の設定しました。

 

 

これであれば

「通常の倍の回数の昇級」

ができます。

 

 

これにより

「子供たちのやる気」

を引き出したそうです。

 

 

数値の変化により

「子供たちの行動」

を創り出しました。

 

 

ビジネスの世界でも多く見られます。

 

 

3ヶ月分で1万円のものを

「1日100円」

と見せたりする。

 

 

リース契約を

「3年から5年にして」

月額費用を少なくしたりする。

 

 

実際は5年のほうが多く支払うことになりますが

「安く感じて購入する」

という行動を取ったりします。

 

 

このように

「数値によって人の行動は創られる」

ということはたくさんあります。

 

 

私の行動創造理論では

「ビジネスの目的=行動の創出」

と定義しています。

 

 

その為には

「数値化」

というのは深く考える必要があります。

 

 

一度

「数値化」

を見直してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

今日は

「人の行動を創る数字」

というテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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