「ダイエットで体重を10キロ落とす」という目標が決して達成されない理由とは?

2022.07.19

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

多くの人が絶対に達成されないように目標設定をしている!?

 

 

今日は
「目標の数値化」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたの目標には〇〇は入っていますか?

②なぜ「10キロ減らす」という目標設定が間違っているのか?

③あなたのビジネスを前進させる「目標設定の3つのルール」

 

 

■あなたの目標には〇〇は入っていますか?

 

 

あなたは目標を持っていますか?

 

 

ダイエット

貯金

体力向上

 

プライベートでは上記のような目標でしょうか。

 

 

プロジェクトの成功

インセンティブの獲得

新規のお客様の開拓

 

仕事では上記の目標があるでしょうか。

 

 

行動科学の基本でもありますが、目標を実現するには
「数値化」
することが絶対条件です。

 

 

数値化されない目標は決して実現しません。

最大の理由は脳が認識できないからです。

 

 

脳は抽象化された情報を処理するのが苦手な器官だからです。

 

 

今日の記事は
「間違った数値化」
にも触れてみようと思います。

 

 

■なぜ「10キロ減らす」という目標設定が間違っているのか?

 

 

例えばタバコを吸う人が禁煙すると決心し
「10月1日までにタバコをやめる」
という目標を立てました。

 

 

10月1日という具体的な数値が入っています。

こちらの目標は達成されやすいでしょうか?

 

 

体重80キロの人が
「体重を10キロ落とす」
という目標を立てました。

 

 

こちらも10キロという具体的な目標数値が入っています。

目標は達成されるでしょうか?

 

 

残念ながら上記2つの目標は
「達成されない目標設定」
と言わざるを得ません。

 

 

なぜ目標設定の基本である
「数値化」
がされているのに、目標達成から離れてしまうのでしょうか?

 

 

最大の理由は
「脳が持っているイメージ」
です。

 

 

数値化するのが重要なのは
「脳に理解させイメージさせること」
です。

 

 

しかし上記の目標設定では、別のイメージを維持することとなります。

 

 

禁煙を目標にした人は
「タバコを吸っている自分」
が既に焼き付いています。

 

 

その自分の脳に
「タバコをやめる」
と指示を出しても脳がイメージできません。

 

 

ダイエットの人も一緒です。

 

 

80キロの自分のイメージが強く残っています。

 

 

10キロ落とすという目標を立てても
「脳が目指すのは80キロの自分」
となってしまい、たくさん食べろと指示が出されます。

 

 

自分の意志ではダイエットをしようとしているのに
「脳は食べろ」
と指示を出すので上手く行かなくなります。

 

 

目標を数値化する際には
「肯定的な言葉」
で書くことが非常に大切です。

 

 

禁煙をしたいならば
「10月1日にノンスモーカになる」
と書きましょう。

 

 

ダイエットをするならば
「10月1日に70キロになる」
と書きましょう。

 

 

×「〇〇をやめる」

〇「〇〇になる」

 

 

上記が正しい目標設定の方法です。

 

 

■あなたのビジネスを前進させる「目標設定の3つのルール」

 

 

わかりやすくプライベートの目標を例にしましたが
「ビジネスの目標」
でも同様です。

 

 

自分自身もそうですが、部下に出させる
「目標設定のルール」
として活用します。

 

 

数値化をすること

日付を入れること

肯定的な言葉を使うこと

 

 

目標の絶対条件として、上記3つを徹底させましょう。

 

 

すると脳がイメージするので
「目標達成に必要な情報」
を無意識に集めてくれるようになります。

 

 

スピリチュアルの世界で
「引き寄せの法則」
と同様ですが、脳科学で証明されている目標達成術です。

 

 

無意識のうちに脳が否定する目標

無意識のうちに脳が情報を集める目標

 

 

さて、どちらが目標達成がしやすいでしょうか?

さて、あなたはどちらの目標を好むでしょうか?

 

 

今日の目標設定のテーマは
「行動科学では基本的な内容」
となります。

 

 

基本的ですが効果はかなり大きくなります。

 

 

脳のメカニズムを先回りすると
「楽に成果を手にする」
ことが出来ます。

 

 

特に営業とマネジメントでは
「スキル/技術」
として手にできる理論が確立されています。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

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今日は「目標の数値化」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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