もしかしたら自分の意見を主張しないことを合理的だと考えていませんか?

2022.08.26

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

あなたもただの臆病者になっていませんか??

 

 

今日は
「自分の意見を言えない臆病者」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは自分の意見を主張し続けることが出来ますか?/p>

②75%の人が陥る集団思考の罠とは?

③集団思考に陥る人は自分の意見を言えない勇気のない人!?

 

 

■あなたは自分の意見を主張し続けることが出来ますか?

 

 

もしかしたら
「親しい関係で、何でも話せる相手ならできる」
のかもしれません。

 

 

部下との会議で
「自分の意見が取り入れられやすい」
という場合なら通せるかもしれません。

 

 

では、上記以外ではどうでしょうか?

 

 

あまり知らない相手との会合

経営陣や上司とだけとの会議

新規のお客様との会食

 

 

関係性があまりなかったり、力関係が下回るときはどうでしょうか?

自分の意見を通せるという人でも難しくなるかもしれません。

 

 

そもそも人は
「自分の意見を取り下げやすい」
という性質を持っています。

 

 

■75%の人が陥る集団思考の罠とは?

 

 

私たちは誰もが
「集団思考」
というものを持っています。

 

 

集団思考のテーマについて最初に研究したのは
「心理学者ソロモン・E・アッシュ」
です。

 

 

アッシュが行った実験は
「2本の線のうちどちらが長いか」
を答えさせる簡単なものです。

 

 

実験は少人数のグループに分けられ行われます。

それぞれの回で先に答えるのは実験のサクラです。

 

 

サクラの参加者は
「自信満々に間違った答をえ言う」
という仕掛けをします。

 

 

そして最後に答える人が、本当の実験対象者です。

先に答えた全員が間違った答えを言っています。

 

 

当然、単純な問題なので
「間違いである」
ということはわかる問題です。

 

 

さて、実験の参加者はどうしたでしょうか?

 

 

実験対象者の
「75%の人が間違ったほうを答える」
という結果になりました。

 

 

アッシュの実験は
「関係性が無い人と行い、確実に答えがわかる問題」
という状況で行われています。

 

 

比較的自分の意見が通しやすい環境と言えるでしょう。

それでも75%の人が自分の意見を引っ込めるという選択をしました。

 

 

では、自分の意見を言いにくい環境であったらどうでしょうか?

ほとんどの人は、そんな集団にいることが多いのではないでしょうか?

 

 

これが誰もがはまってしまう
「集団思考」
です。

 

 

■集団思考に陥る人は自分の意見を言えない勇気のない人!?

 

 

集団思考に陥る人を
「自分の意見を通せない勇気のない人」
と思うでしょうか?

 

 

集団思考について知らない人は、反射的に思うかもしれません。

本当にそうでしょうか?

 

 

結論から述べると
「集団思考は合理的な考え」
の性質を持っています。

 

 

あなた自身も自分の意見に対しては
「正当な理由」
をもって導いた意思決定のはずです。

 

 

当然、他の人も同じように正当な理由を持っていると考えるのが普通です。

 

 

多くの人が同じ意見ということは
「相応の理由があるに違いない」
と無意識のうちに考え出します。

 

 

組織の意思決定についても同様です。

1人の意見を採用するよりも、多い意見を採用するほうが合理的です。

 

 

自分の意見を打ち消すことは
「他の意見に屈した」
ということではないと考えます。

 

 

誰もがその場では
「実に知的で合理的な判断である」
と心変わりをしているということです。

 

 

ここまでであれば知的な判断なのですが往々にして結果が出たときに
「こうなることはわかっていた」
といかにもわかっていた風に言わなければ…。

 

 

上記は
「後知恵バイアス」
と呼ばれるもので、全部知っていた風に言ってしまう性質です。

 

 

無意識の意思決定が起きることがわかっていれば
「組織の生産性を高める」
というのは難しいことではなくなるでしょう。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

今日は「自分の意見を言えない臆病者」というテーマに触れてみました。

売上直結型「BtoB」営業研修
無料相談受付中!
売上直結型「BtoB」営業研修ランディングページバナー

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー