シャツの染みが気になる??「それはダメ営業の残念な勘違い」

2021.06.26

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

残念ながら、あなたのことなど誰も見ていない

 

 

今日は
「大いなる勘違い」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

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①あなたが知りたくなかった勘違いの事実</a

②なぜ人は自分のことを見ていると思うのか?

③同調効果のメカニズムは営業で活用できることに気づけましたか?

 

 

■あなたが知りたくなかった勘違いの事実

 

 

あなたは今日どんな服を着ていますか?

またなぜ、それを選びましたか?

 

 

その服を選んだのは
「カッコいいから」「かわいいから」
という理由もあると思います。

 

 

では10年前に
「カッコいいと思った」
「かわいいと思った」

 

 

こんな服を着て出かけられるでしょうか?

恐らく出かけられるという人は少ないと思います。

 

 

これは人が
「社会的規範や流行に同調する」
ということを無意識に行っているからです。

 

 

カジュアルなイベントに
「一人だけスーツを着ていく」
ということはしないでしょう。

 

 

なぜなら
「あの人はおかしい」
と不思議に思われると感じるからです。

 

 

しかし事実は少し異なります。

 

 

「他人はあなたが思っているほど、あなたを注視していない」
ということです。

 

 

・シャツにしみがついていた

・ズボンのおしりに穴が開いていた

 

 

こんな状況だったら、あなたは気になって仕方がないかもしれません。

 

 

しかしほとんどの人は
「あなたのシミや穴」
に気づくことはないでしょう。

 

 

「人は人を見てない」
ということは、1990年後半に行われた実験で明らかになっています。

 

 

当時、一番いけていない芸能人を調べました。

 

 

この実験では一人の学生に
「Tシャツの胸の部分に、一番イケていない芸能人の顔写真」
を大きくプリントしたシャツを着せました。

 

 

かなりインパクトのある服です(悪い意味です)

 

 

その後
「質問票を記入している教室」
の中に合流させました。

 

 

1分くらいたって
「別の実験に加わって欲しい」
と言ってその学生を別の部屋に連れ出しました。

 

 

ここで、元々教室にいて質問票を書いていた学生たちに
「今の彼のTシャツに誰の写真がプリントされていたか?」
という質問をしました。

 

 

さて、どのくらいの人が特定できたでしょうか?

 

 

つまりどのくらい
「イケていないTシャツを着た学生のことを見ていたか?」
ということです。

 

 

事前の推測では
「半分くらいは認識するだろう」
と思われていました。

 

 

あなたも半分くらいと思いませんでしたか?

 

 

しかし実際に認識していて答えられたのは
「21パーセント」
という結果でした。

 

 

恥ずかしいTシャツを着ていたとしても
「ほとんどの人は気づかない」
という結果でした。

 

 

実験からわかるように
「人は自分が思っているほど、あなたを見ていない」
ということが明らかになったということです。

 

 

■なぜ人は自分のことを見ていると思うのか?

 

 

ではなぜ
「人は自分のことを見ている」
と感じているのでしょうか?

 

 

これは
「スポットライト効果」
と呼ばれるメカニズムが要因です。

 

 

スポットライト効果により
「あなたも人が期待をしているであろう」
という行動をとるのです。

 

 

当たり前のようによく見られようとする
「同調行動」
をとるということです。

 

 

・仕事の時にネクタイをつける

・就活の時にリクルートスーツを着る

・周りが色付きのシャツを着ていたら同じように着る

 

 

すべて同調行動です。

 

 

人は
「同調する」
ということを無意識のうちに、当たり前に行います。

 

 

 

■同調効果のメカニズムは営業で活用できることに気づけましたか?

 

 

あなたが
「同調効果」
の習性に気づいていれば、営業で役立てることができます。

 

 

さて、どのように活用できるでしょうか?

 

 

まずはお客様は
「他と同じようなことをしたい」
と無意識のうちに考えているということです。

 

 

同調効果は
「強い生存欲求から来ている」
メカニズムです。

 

 

「他と同じことをすれば生き残れる」
ということが私たちの遺伝子には書き込まれています。

 

 

しかし、一方では
「自分で決めたい」
という自己決定感の欲求もあります。

 

 

さらには
「ある程度の違和感」
を与えないと、お客様の脳は反応しません。

 

 

脳が反応をしないと
「現状維持」
という一番楽な方法を選択します。

 

 

いくつかの技術を組み合わせることで
「営業の成功は再現できる」
ことがわかっています。

 

 

それを体系的にまとめたものが
「行動創造理論」
です。

 

 

科学を基軸とした営業理論です。

 

 

あなたが営業で成果を出したいのであれば
「人の行動メカニズム」
を先回りしてあなたの行動を変えるだけです。

 

 

ぜひ行動創造理論に触れてみてはいかがでしょうか?

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「大いなる勘違い」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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