習慣化にあなたの意志のチカラは全く関係ない「4つのポイントを押さえればOK!」

2022.12.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

良い習慣を身につけるにはどうすればよいか?

 

 

今日は
「習慣のメカニズム」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは1日にどれくらいの意思決定をしていると思いますか?

②良い習慣を身につけるのに「意志のチカラは全く関係なかった!?」

③習慣のメカニズムに見つかった「新たな活用方法」

 

 

■あなたは1日にどれくらいの意思決定をしていると思いますか?

 

 

あなたは1日にどれくらいの意思決定をしていると思いますか?

営業研修やマネジメント研修でも必ず質問しますが、当たった人は1人もいません。

 

 

意思決定というのは
「目の前の情報」+「脳の中の記憶の情報」
を組み合わせて行われます。

 

 

つまり、経験が無いことは対応できないということです。

 

 

ただし、人間の脳は優秀なので
「似ている記憶に自動的に置き替える」
ということをしてくれます。

 

 

その為、新しいことでも何かしらの対応が出来るということです。

 

 

意思決定のメカニズムでで着目したいのは
「自動的に」
という部分です。

 

 

人の意思決定の多くは
「自動的に行われている」
ということです。

 

 

■良い習慣を身につけるのに「意志のチカラは全く関係なかった!?」

 

 

意思決定が
「目の前の情報」+「脳の中の記憶の情報」
を組み合わせるとお伝えしました。

 

 

この記憶の情報の中には
「引き出しやすいもの」と「引き出されにくいもの」
があります。

 

 

引き出しやすいものは容易に選択されるので
「習慣化された意思決定」
となりやすいということです。

 

 

言い換えれば習慣とは
「慣れ親しんだ意思決定と行動」
ということです。

 

 

習慣化されるメカニズムは以下の通りです。

 

 

1同じ環境

2一貫した行動

3行動の繰り返し

4都度の報酬

 

 

4つが組み合わさることで
「習慣」
が創られます。

 

 

つまり意志のチカラで頑張ったところで
「習慣は創られない」
ということです。

 

 

中々、新しい習慣として身につけられない人には朗報です。

あなたが怠けものということでもなく、意志のチカラが弱いということでもありません。

 

 

習慣化する仕組みが備わっていないだけです。

 

 

つまり私たちの意思決定や習慣は
「慣れた環境にいるとき、より習慣的に反応する」
ということです。

 

 

良い習慣を身につけたい、身につけさせたいときは
「習慣のメカニズム」
を活用するのが良さそうです。

 

 

■習慣のメカニズムに見つかった「新たな活用方法」

 

 

しかし、新たな研究で気を付けるべき点も見つかりました。

 

 

2,500人を対象にした
「ジム通いの習慣の実験」
です。

 

 

敷地内にあるジム通いを始めた1か月間報酬を与え、その後40週にわたり観測をします。

つまり最初1か月間の介入が、長期的影響を及ぼすかを調べたものです。

 

 

参加者を2つのグループに分けました。

 

 

ルーティーン・グループ

フレキシブル・グループ

 

 

ルーティン・グループは
「毎日同じ時間にジムに行くことに報酬を支払う」
こととしました。

 

 

フレキシブル・グループには
「時間に関わらずジムに行くこと報酬を支払う」
こととしました。

 

 

後者の参加者は自由度があるため
「若干報酬額は少なくする」
という取り決めで行われました。

 

 

明らかになっている習慣のメカニズムから
「ルーティン・グループの同じ環境の方が習慣化される」
と仮説が立てられました。

 

 

しかし、その仮説が大きな間違いだったことがわかりました。

ただし、全てが間違っていたというわけではありません。

 

 

ルーティン・グループの参加者は
「いつも決まった時間に運動をする習慣の定着率は高い」
という結果を得ました。

 

 

フレキシブル・グループよりもやや高い頻度で、ジムに通い続けました。

 

 

しかしルーティン・グループの参加者は
「決まった時間にしか運動しない」
という習慣を手にしたことです。

 

 

つまり決まった時間にジムに行けなければ
「運動をしない」
という意思決定をし続けたということです。

 

 

一方でフレキシブル・グループの参加者は
「元の予定が狂ったとき以外でもジムに行く」
ことを継続しました。

 

 

そのおかげで全体より高い
「定着率の高い運動習慣」
を身につけました。

 

 

重要なことは
「再現性のある環境で行動を続ける方が定着はする」
ということ以外にもう1つあるということです。

 

 

決まった環境でなかったとしても
「行動を続ける柔軟性を持っておく」
ということです。

 

 

柔軟性が無い計画は
「良い習慣の敵になってしまう」
ということです。

 

 

習慣のメカニズムを味方につけることは
「脳のメカニズムを先回りすること」
です。

 

 

行動を変えるのには
「意志のチカラ」
は全く必要が無いということです。

 

 

それはビジネスにおいても同様です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

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  • 営業研修

  • マネージメント研修

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今日は「習慣のメカニズム」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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