本日の記事の見出し
人の行動や判断は情報の与え方で簡単に変えられる
今日は
「人の計算間違いの科学」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■あなたは解ける?AさんBさんの車の燃費はどっちがお得?
自動車には
「燃費」
があります。
燃費とは
「1リットルでどのくらい走れるか」
を表したものです。
車の性能で
「大きな差別化ポイント」
となる項目の1つです。
車の燃費を使ったクイズがあります。
あなたは正しく解けるでしょうか?
あなたの営業レベルがわかるクイズです。
【クイズ】
Aさんは現在
「10km/リットルの車」
に乗っています。
最近、車を買い替え
「12km/リットルの車」
に乗り換えました。
Bさんは現在
「20km/リットルの車」
に乗っています。
最近、車を買い替え
「30km/リットルの車」
に乗り換えました。
さて、AさんとBさんでは、どちらが得をしているでしょうか?
Aさんの燃費は
「20%」
向上しています。
Bさんの燃費は
「30%以上」
向上しています。
当然
「Bさんが得をしている」
と考えられます。
それは本当でしょうか?
解答を見てみましょう。
■クイズの解答「実際に走らせてみればわかります」
では実際に
「走行距離」
を当てはめてみましょう。
中古車業界の査定では
「年間1万kmの走行」
が査定の基準になっています。
Aさん、Bさんがそれぞれ
「年間1万km」
走ったとします。
Aさんの年間ガソリン購入量
1000リットル⇒833リットル
結果:167リットルの減少
Bさんの年間ガソリン購入量
333リットル⇒250リットル
結果:83リットルの減少
あれ??
実際にはAさんのほうが
「2倍もおトク」
ということになります。
計算間違いを起こしてしまったのでしょうか?
実際に計算は間違っていません。
行動経済学で
「フレーミング効果」
呼ばれているものです。
フレーミング効果は
「あなたの判断の間違い」
を簡単に引き起こしています。
情報の提示のされ方
事実を見る角度
情報への触れ方で
あなたの
「モノゴトの捉え方が変化するバイアス」
です。
平たく言えば
「目の前の見え方や見せ方によって、判断や行動が変化してしまう」
ということです。
Bさんの例をもう少し掘り下げてみましょう。
Bさんは
「20km/リットルの車の買い替え」
を考えています。
「25km/リットル」の車に買い替える
「30km/リットル」の車に買い替える
買い替えの判断の時に
「燃費の数字だけ」
を見てしまうと30km/リットルの車を選択します。
しかし実際のガソリン購入量は
「40リットル/年」
の差に過ぎません
金額にして
「年間6,000円程度」
です。
では燃費の差による
「本体の価格差」
と比較してみるとどうなるでしょうか?
本体価格が
「6,000円程度」
であればお得になります。
絶対にその幅では収まらないでしょう…。
■本当はあなたの提案でお客様を簡単に動かせる
営業でも
「フレーミング効果」
は同様です。
あなたの
「提案方法を変化させる」
ことで、お客様の行動を変化させることが出来ます。
言い換えれば
「あなたの情報の提示の仕方」
でお客様の判断が確実に変化するということです。
もしあなたが間違った提案をすると
「お客様に損をさせる」
ことになりかねません。
堂々と
「燃費30km/リットル」
の車がお得だと提案してしまうかもしれません。
あなた自身も
「フレーミング効果」
がかかっているからです。
上記のクイズで
「B」
の答えをしている人は一流営業とは言えません。
本当の価値がわかっておらず
「お客様にも間違った提案をしている可能性がある営業」
ということです。
あなた自身の提案は
「お客様に対しての責任」
があります。
重要なことは
「お客様を正しい行動に導く」
ことです。
あなたの提案内容を
「一度見直す機会」
を持つべき時かもしれません。
市場が急速に変化して
「2030年には50%の営業が職を失う」
と言われています。
あなたは自信をもって
「大丈夫!」
と言い切ることが出来ますか?
今日の記事では
「たった1つの行動科学」
による営業に触れてみました。
実際にはもっと多くの
「行動バイアス」
が絡み合っています。
もしあなたが
「その全てを使って正しい営業を身につける」
ことが出来たらどうでしょうか?
10年後に活躍するだけでなく
「今すぐにトップセールス」
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■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
認知心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
-
マネージメント研修
-
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今日は「人の計算間違いの科学」について触れてみました。