報酬がある場合と無い場合 どちらが人は喜ぶか?

2018.02.24

 

今日は

「報酬と行動」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

例えば、アルバイト募集欄に

「時給1万円」

と書いてあったらどんな想像をしますか?

 

 

おそらくは

「ラッキー!」

と思うことはないでしょう。

 

 

「それ相応の負荷があるはず」

「だから高額報酬なんだ」

と思う人がほとんどだと思います。

 

 

これは経済学で

「シグナリング効果」

と呼ばれるものです。

 

 

「時給1万円」

という情報を提供することで

「負荷が高い」

と想像をさせる効果を生み出すというものです。

 

 

ではもう1つ別の例で考えてみましょう。

 

 

1つご質問です。

 

あなたは

「月40万円の仕事についている」

とします。

 

そこで会社から

「課題に挑戦しませんか」

を提示されました。

 

 

解決できたら

「プラス20万円」

支払います。

 

 

しかしもし失敗したら

「給料から20万円マイナス」

とします。

 

 

成功の確率は

「50%」

です。

 

あなたならどうしますか?

挑戦しますか?

 

 

挑戦するかどうかは

「その人による」

と思ったかもしれません。

 

確かにその通りです。

 

 

この質問の本質はそこではありません。

 

 

もしこの課題に

「20万円」

という報酬がついていなかったらどうでしょうか?

 

この課題に挑戦しますか?

 

 

また

「報酬がある場合」

「報酬がない場合」

どちらがより多くチャレンジするでしょうか?

 

 

この答えは難しいかもしれません。

もしかしたら、人数に差は出ないかもしれません。

 

 

「課題の内容によるだろう」

と思うことでしょう。

 

 

実は

「ここが大事なポイント」

です。

 

 

チャレンジする人数ではなく

「チャレンジする判断基準」

が変わっているということです。

 

 

「±20万円の報酬」

が提示されている場合の

 

「判断基準」

は何だったでしょうか?

 

 

報酬の大小

成功確率

というものだと思います。

 

 

一方

「成功報酬がない場合」

の判断基準は

 

「課題の内容」

が判断基準になったはずです。

 

 

実際にチャレンジした際に

「報酬がある場合」

「報酬がない場合」

とでは大きな差が生まれることが実証されています。

 

 

それは

「創造性」

です。

 

 

報酬がないほうが

「よりプロセスを楽しむ」

「よりいろいろとトライする」

「より素晴らしいアイデアが生まれる」

という結果が導き出されます。

 

 

それはなぜでしょうか?

 

 

 

「マイナス20万円」

というリスクがないからです。

 

これは給料を減らされるだけでなく

「得られるはずの20万円を手にできなかった」

ということも含みます。

 

 

このリスクがあると

「創造性を妨げる」

という結果を創り出すということです。

 

 

このように心理学的にみてみることで

「報酬がある場合」

「報酬がない場合」

により

 

「行動の量と質が変化する」

ということがお分かりだと思います。

 

 

今日は

「報酬と行動」

というテーマに触れてみました。

 

ゾンデートル株式会社

齋藤

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー